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パラレル教室運営日記9 環境はものを言う

ちょっとイメージしてみてください。

あなたは今、なんの目的もなく本屋さんにきました。あなたは次のうち、どの本をパッと手にとりますか?

・本棚におさまっている本
・平積みの本
・ポップが一緒に書いてあったり、ランキングなどの本棚に置かれている本

さて、あなたが手に取る本はどの本でしょう?

おそらく、「ポップが書いてあったり、ランキングの本棚に置かれている本」だと思います。

その次は、平積みの本だと思います。

さて、これはどうしてでしょうね?


物はモノを言う

物は、置き方によって、発するメッセージが違います。

本棚におさまっている本は「寝ている本」

平積みされている本は「起きている本」

ポップやランキングの棚にある本は「アピールしている本」

主体的に本屋に行っていれば、寝ている本も起こすことができますが、「なんとなく本屋」にいくシチュエーションだったら、アピールしている本を手に取ると思います。

服屋の店員さんのように、本屋の店員さんが、「その本、あなたにお似合いですよーーーーー」とは言いませんよね?

それでも、本を手にとりたくなるのには、やっぱり理由があります。


環境で「子どもに伝える」

子どもが「学ぶ」と言うことを考えた時、「言葉から学ぶ」と考えられがちです。

しかし子どもたちは、周りのちょっとした変化とか、人の些細な行動とか、物との関わりによって学んでいます。

子どもたち(大人もですが)は「物と会話しながら知識を得ている」んですね。

だから、教室の中の物の置き方1つとっても、できる限り配慮をする必要があります。

・子どもが片付けやすくて、大人が見ても美しい収納
・子どもが学びたくなる、遊びたくなる物の配置
・子どもが思わず整理したくなるアイコンなどの整備
・子どもがルールを感じとるための距離感

私たちが、子どもたちに「口で言う」ことを減らす分、子どもたちの学びの流れの中に、些細な内容をしくむことで、「叱らなくてもよくなる」し「子どもたちが自分で動くようになる」んです。

この辺りは、保育園や幼稚園、生活科の内容からたくさん学びました。

認定子ども園の教育要領

生活科の目標などなど






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