赤魚の粕漬け定食
いつも行くランチの店。
大好きな「焼き魚定食」を注文すると従業員が焼き魚のリストを教えてくれる。
この日は気に入ったのが無かった、無かったのだが・・・・・・noteを書き始めて普段食べない焼き魚も食べないと記事に書けないぞと思い直し「赤魚の糠漬け定食」を注文した。
糠漬けとかは余り好んで食べない。
粕汁とか食べない文化圏なのである。
というか粕汁はあまり見ない、豚汁派だね。
魚もみりん漬けは大好物なのだが・・・。
その日は、かなり混んでいてカウンター席は埋まっていて、誰もまだ注文した料理は来ていなかった。
隣にはガタイの大きな外国人男性がスマホをいじっている。
私はテレビを見るのに外国人の方に首を向けているので外国人も視野に入る。
注文した焼き魚はなかなか焼けないのか釣りに行っているのか、かなり待った。
すると隣に・・・・・見たことない豪華な長い重箱が運ばれカウンター席3人分くらいのスペースを陣取った。
「な、なんだ!?こ、これは・・・」と驚いた。
この店で初めて見るメニューだ。
こんなメニューの存在すら知らない、ランチメニューではないな・・・・。
「この外国人・・・・ただ者じゃないな・・やるな・・・」と思った。
しかし・・・重箱が開けられ「そば」「すし」「刺身」「天ぷら」「茶碗蒸し」等などあるのだが、そばの食べ方が判らず若い女性の従業員に英語で質問していた。
従業員はスマホの翻訳で説明していたが・・・・。
私は「どうやって私も知らないこんな豪華なメニューを注文したのか」と思った。
外人男性は箸を取ると上手に使ってそばを啜った・・・・啜った音がなんか変・・・・そこは慣れてないようだ。
きれいに完食して去って行った。
外国人客で札幌の住宅街の回らない寿司屋へ一人で来るのはやはり通なのだろう、なかなかいないらしい。
私の焼き魚定食は未だ来ていない・・・・・きっと糠漬けしている最中なのだろう・・・ランチの時間は後20分しかない・・・・・。
やっと焼き魚が来た「赤魚」なのに「白身魚」はこれ如何に?と顔なじみのおばちゃん従業員に言うと笑って「裏は赤いですよ」と言った。
赤魚は骨が結構危ないので要注意だ。
骨を取り除き食べる。
美味しいね!!!
3品の小鉢も茄子の何か・・・、タコの刺身、松前漬けだった。
とても美味しい、ランチが美味しいと心が豊になる。