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覚書: 生まれた家が裕福じゃなかったら

子孫に手紙を残しておこうと思う。
人間いつどうなるか分からないし、やっときたいことを考えるとやはりこれかなと。

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私の子孫たちへ。

(運よく子孫が残ってくれていたら、だけど。)

私の子孫のことだから、恐らく人生イージーモードのトントン拍子!!というわけにはいってないのでしょうね。


生きづらさを抱えている。迷った末に袋小路。途方に暮れているか


もしくは人生のレールに乗せられて降りることもできずに、否応なく進んでいく滑車の先を不安げにみてる。

多くの人がそうだと思う。特に若いうちは。



でも止まっている時間が長いほど
間違った方向へ向かっている距離が長いほど

大切な人生を無駄にしてしまうから


この手紙を書くことにしました。
私は心配性なのです。


もしあなたが、自分に必要なものはしっかり掴み取り、好きな進路を選んでやりたいことをやり、この社会の中で自由を謳歌して生きているのならば。

この手紙は読まないでください。



あなたは前を向いて、そのまま失速しないで。人生は短い。



さて、大多数のわたしに似た子孫たちへ。


あなたが生まれた家はどんなところだろう?

私たちの代で富を残してあげられるとはとても思えないし、どうやら日本の経済はこの先しばらくは下降するしかないようです。

ここから未来を見ると、とても輝かしいとは言えません。これも日本人の大多数がそうなのでしょうけど。


もし裕福ではない家に生まれたら

(この手紙は生きづらい子孫に向けたものなので、悪い方に目を向けているので)


今からいう話をときどき思い出してください。


あなたの先祖には資産家のお嬢様がいました。


彼女は薔薇の咲く館に住んでしました。
女中さんがいて、当時まだ珍しかった舶来品や調度品に囲まれ

何不自由なく

世の中の悪いもの、美しくないものから完全に守られていました。

思い浮かべてください。

髪をカールさせてリボンで結び、きれいなドレスを着た深窓の令嬢を。


彼女はあなたの中にいます。
あなたがどんな状態でも、彼女はあなたの血の中にいます。

そのことをいつも覚えていてくださいね。



ベルサイユのばら、という漫画で貧しい女の子が「自分には貴族の血が入っている」と信じて本当に貴族への階段をのし上がっていく話がありました。
(お話では貴族の血は入っていたのですが)


誇りを失わないこと。誇りが品を作ります。
それはいつかきっとあなたを助けるはず。


昭和のお笑い界のスターにビートたけしさんがいました。

たけしさんのお母さんはスーパーでお買い物をするのでも安いお店じゃなく「お客さんを大切にするお店」を選んでいたそうです。
著書には決してお金持ちだったとは書いてありませんでした。

それこそ“誇り“と“品“だと思います。


たけしさんは若い頃はテレビの前ではちゃめちゃをしていたけど、弟子たちの面倒を見、人が見ていないところでトイレ掃除をし、お母さんとお嫁さんを大切にし、、、、数々の伝説的逸話が残っています。

表面では荒っぽいことを言っているけど根っこでは礼節と人を大事にしている。男というものはこうでなくちゃ!を地でいっている人だと思う。 

お母様から誇りと品を受け継いだのでしょう。彼は多方面で才能を発揮して映画が大ヒット。「世界のキタノ」として名を馳せました。


さて、私はあなた方にどうやったら誇りと品を残せるでしょうか。


身近に誇りと品、矜持を持って生きているお手本のような人が身近にいなかった場合。


具体的にどうしたらいいか、次回は私がやってきたことを書いてみましょうね。


(追伸)
資産家のお嬢様が本当にいたかどうかは・・・どうでしょうね。
信じてもいいし、信じなくても構いません。


ウクライナとロシアの戦争のことも。教科書に残る歴史的瞬間だとも言われていたので。

昨日ワグネルがロシアに反旗を翻しました。ワグネルはモスクワへ。ところがベラルーシのルカシェンコ氏の仲介によりワグネルはその日のうちに撤退しました。
ワグネルはベラルーシに向かったそうですが、翌朝(つまり今日)指導者のプリゴジン氏が行方不明になったと。
一夜明けて、プリゴジン氏の消息が分かりました。どうやら無事ベラルーシに逃れたようです。

外国のニュースを見て下さいね。
こんな時日本のニュースでは圧倒的に情報量が足りないのです。日本語で見られる番組がアマプラやネットフリックスなどにあります。

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