得点が伸び悩んでいる、という人に向けて。
こんにちは、大山です。
この時期過去問題などにあたって、「勉強してるのに、なかなか思うように得点が取れなくて落ち込んでしまう。」とか、「他の子たちは得点伸びてるのに、自分はどうして?頑張ってるのに...」とか思って悩んでしまうことってあると思います。そんな時に、どう考えるべきかについてお伝えします。
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〇自分の悩みを分けて考える。
今の時期に得点に関して悩んでしまう人。まず悩みを二つに分けてください。
①「他人と比較しての悩み」:クラスメイト、塾の友達と比べて自分の得点が低い、とか。
それと、②「自分自身の得点の伸び悩み」:過去問を何回かやっているんだけど合格ラインに届かない、とか。
まずこの二つを切り分けて考えてください。
〇他人との比較はいらない!
そして、一つ目の「他人と比較しての悩み」これは、はっきり言って悩む必要がないです。
この時期だと授業の中で同じ入試問題をやって各教科得点化される。その中で「あれ?今のままじゃやばいかも」って気がつくのは大事なんですよ。
だけど、その中で得点が他の子と比べて悪い時に「頑張ってるのに、クラスの他の子たちと比べて、自分には能力がないんじゃないか、やってもだめなんじゃないか」とか考える必要は全くないです。他の子たちと見比べて相対的に「今、伸び悩んでいそうだな。」とか考えるのは我々講師側の役割です。あなたはとにかく、自分の目標に対する距離をとにかく意識してください。
とはいえ他の人と見比べて「落ち込んでしまう」ものを「落ち込むな」といっても無理なのはそりゃそうだとは思うので、そんな時には、こう考えてください。
この時期においてはどんな実力のある子でも受験生である以上ヤバくない人なんていないんですよ。目標をもってやっている以上、みんなが等しくやばいんです。たとえ実力が自分と比べて高く見える子だとしても、その子はその子で自分の目標に対してはやばいんですよ。これは自分と比べて実力が低く見える子も同じです。それぞれがそれぞれの目標に向けてはヤバいのは同じなんです。
僕が今の時期で受験生見てて、「この子はもう大丈夫、安心だ。」って思う子なんか、一人もいないですよ。
だから、実力が自分より上の子を見て「あの子は安心なのに、自分は...」って思うのも間違っているし、逆に下を見て「あの子に比べれば自分は安心だ」って思うのも間違いです。あなたは、あなたの目標に対するあなた自身のヤバさだけ見てればいいです。そこはこれからの勉強のなかで意識しておいてほしいと思います。
〇自分自身の得点の伸び悩みは最後まで悩み抜け!
で、二つ目の「自分自身の目標に対しての得点の伸び悩み」こちらに関しては、変な言い方ですけど「安心して悩み抜いてください」。
過去問の得点の伸び方について、あくまでイメージですが、過去問題に入ってからの得点の伸びって、直線上に伸びていく伸び方(オレンジのライン)ではなくてカーブのある上がり方(青のライン)をするんです。単元が積み重なっていくこれまでの勉強は直線的な知識の積み重なりで同じように得点が上がっていく面があるんだけど、今君たちが向かっている問題(過去問題)は全単元網羅した、最終形態のボス。それに何度も立ち向かってる感じです。今までの勉強の伸び方とは違うし、その中で伸び悩むのは当たり前です。
だって今あなたはカーブの上がる手前にいるんだから、で、意識してほしいのは、悩みながらでも伸び悩む区間を過ぎれば必ず上がる瞬間は来るんです。それがいつ来るか、当事者のあなた自身は特にわかりません。だから、ある程度悩む期間があるのも当たり前なんですよ。
僕が今まで見てきた生徒の中で「国語がやばいんです。点数伸びないんです。」って子が入試本番一週間前で一気に上がったのも見ました。もっと極端に前日まで伸び悩みが続いたけど、本番はどうにか合格ラインもぎ取れた子もいました。ただ、最終的に何とかなった子たちに共通してるのはどの子も「何度やっても伸び悩んでうまくいかない」って時期をちゃんと経て、そのなかでもやり続けているということです。
だからむしろこう考えてください。
「悩みながらでもやり続けた時間」それが「=本番で出せる実力」
そう考えてください。あなたが悩みながらやり続けているのがすぐ得点にならなくても、その悩みながらやり続けてる時間そのものが本当の実力そのものなので、そう思って勉強してもらえたらいいと思います。
だから、安心して最後まで悩み抜いてください。ただ、もちろんメンタルがまじでやばいってなったら、その時どうするかっていうを一緒に考えるのも我々周りの大人の仕事なので、その時は無理せず相談してください。
では、またみなさん教室で、大山でした。
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