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聖地巡礼ビジネスと地域振興イベント行ってきた!

ずっと存在は知っていたけど、お会いしたことのなかった格闘系司書さんと、聖地巡礼ビジネスの研究をされている奈良県立大学の教授とのコラボトークイベントだ。面白くないはずがない!

私も聖地巡礼したことがあるよ! ユーリオンアイスの唐津にね。その様子はコチラ!

しかも、聖地を巡礼しなくとも、実家は聖地だ。進撃の巨人の作者と同じ地元だからね。

そして、唐津は今、ユーリに続いて、ゾンビランドサガで盛り上がっている!

講演者の岡本先生もイベント前にゾンビランドサガの聖地巡礼を楽しんだ模様。

驚いたのは、参加者が佐賀や熊本、飯塚からと遠方から来ている人が多かったということ。半分はそうみたい。

しかも、図書館や大学など専門職の人が多かった。

自然、質問コーナーは熱が入り、次々とリアルな問題が飛び交ったわけ。

これ、地域振興に携わる人は、ほんと参加した方が良かったイベントだよ。めちゃくちゃ具体例が出たし、グレーゾーンの話とかはオフレコだったし。でもそこが実際イベントする人にとっては、ありがたい話の連続だった。

格闘系司書さんが、たくさんイベントをやってきた人だったから、やり方が実務で、素晴らしかったっす。(どこのゲーム会社は許可くれないとかね)

主催者はジュンク堂で某ゲームイベントを彷彿とさせる特集本コーナーで大当たりして、会社上層部からお褒めの言葉をもらった人で、その方の話がまた面白かった。オフレコだけど。

一般論ではなくて、こういうイベントはこうやるという実践につぐ、実践の話。そりゃあ、専門職が県をまたいでくるわ!

最初の岡本先生の聖地巡礼ビジネスの話が1時間くらいあったんだけど、そこも目からウロコの連続。

鷺宮神社のらき☆すた神輿が十年も継続中とは恐れいった!!

そして、そこには地元商店街のおじさんに、神輿の沼にどっぷりつかっている人がいたのが成功のポイントというのも知らなかったよ。

いや、まず、神輿沼というのがあるのか!と驚愕だよ。

沼というのはマニアということね。

つまり神輿が好きすぎて、神輿を他の地域までかつぎにいったり、世の中には、自作で神輿を作ったりする一団がいるわけよ。そういう人たちは、おたくが同人誌を作るように、同人神輿を作るんだって。まあ、神輿おたくだからね!

だから、らき☆すた神輿はその人たちの手を借りて、本格的にでも低予算(2万円)で、できた。それから十年ですよ!

岡本先生曰く「これは逆なんですよ。らき☆すたの人たちが、神輿おたくにハメられたの」

あ~ね!

そういう事例が山のように話されていく。詳しくはこちらをどうぞ!もっと伝えたいことはあるけど、うけうりだけだし、ぜひ著作を読んでくだされ。

岡本先生は北海道大学の観光を学ぶ最初の学部出身。当時、アイヌ文化の取材もしていたけれど、そのときはアイヌの差別の話が全面に出ていて、それでは観光にはつながらないと思っていたという話が冒頭にあった。

だから、私は質問コーナーで「ゴールデンカムイ」のヒットについて聞いてみたのだ。

そのとき、聖地巡礼の効果の中でも、三つの柱があって、その土地に行くことと、もうひとつ(忘れた)と、心の距離が近づくことがあげられていて、「ゴールデンカムイ」によって、アイヌ文化へのみんなの良い関心の寄せ方は、まさに岡本先生が当初理想に思っていた形だそう。

以前、聖地巡礼というのが、鼻で笑われてた時代もあったけど、「君の名は」で一気に世間に認められたんだって。妻の親族の見る目が変わった!やっぱ、あのクラスのヒットがあると世界が変わるよなあ。

聖地巡礼してもらえるような作品を、私も世に残したいなあ。と夢想しながら、胸を熱くしたイベントでした。

あんまり熱すぎて、次回、後半戦、格闘系司書さんの話に続きます。

書きました!

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