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「やさしいことばニュース」で考えさせられた「易しい言葉」と「優しい言葉」

高知ジージの車には、ラジオしかない。
ナビすらない(笑)
地元の道は大体頭に入っているから、ナビなんかいらないんだ。

大概はラジオAMのNHK第一がかかりっぱなし。
ラジオなんて、私は語学講座か、会社でラジオ体操をやってる時しか聞いたことがなかったけど。

先日、息子とジージと3人で、ラーメンを食べに行った時にかかっていた
「NHKやさしいことばニュース」

なんでも、外国人とか、子どもでもわかりやすいように、難しい言葉をなるべく使わずに伝えるニュースとのこと。
しゃべり方までゆっくりでやさしい。

え?なにーこんなのあるんだーー

って興味深くて思わず聞き入ってしまったけど。

これが意外とすごかった。

何がすごいって、いつもニュース見てても、右から左に抜けてしまうような話が妙に頭に残る。

昨日のニュースから。

ウクライナ軍が「ATACMS」で初めてロシアを攻撃

ウクライナとロシアのニュースです。
ロシアによると、19日にちあさ、ウクライナぐんがロシアに向むかってミサイルをうちました。

「ATACMS」というミサイルです。このミサイルは、アメリカがウクライナにわたしたミサイルです。とおくまでとびます。ウクライナぐんがつかったのははじめてです。

アメリカのテレビなどは「バイデンだいとうりょうがウクライナに、このミサイルをロシアへのこうげきにつかってもいいといった」とつたえていました。

しかし、ロシアのプーチンだいとうりょうは、「このミサイルをつかうことは、アメリカとヨーロッパのくにがロシアとたたかうといういみになる。たたかいのいみがかわる」といっていました。

これからロシアがどうするのか、せかいの人ひとたちがみています。

NHKホームページより

同じニュースをテレビで見たのだが、
「射程距離の長いミサイル」
と言われると、なんか危機感が薄いけど。

「とおくまでとびます」

と言われると、なぜだかちょっと大変なことに思う。

「攻撃を容認した」
よりも
「こうげきにつかってもいいといった」
と言われた方が、

遠くまで飛ぶんだ、そして、バイデンさんが攻撃に使っていいと言ったんだ。

と思うと、これは大変なことなんじゃないか、って気がしてくる。

他にも
「かぜの薬などが足りなくなっている」
「2050年、子どもたちの生活がもっと危険になる」

見出しだけでも、すごくわかりやすいし、なんか危機感を感じる。

一緒に聞いていた息子も、

「全部このニュースでいいんじゃない?」

と笑ってた。

本当にそうだ。
すごく頭に入ってくる。

しかも、これは易しい方の「やさしい」だけど。

最近「優しい」方の「やさしい言葉」が少ない気もするね。
SNSとかで、やたら人を誹謗中傷したり、暴言を吐いたり、人を傷つけたりする言葉を使う人が増えてきたのが、本当にうんざりしてる。

同じことを言うのでも、少し「優しい」そして「易しい」言葉を使って伝えれば、印象が違うこともあるんじゃないかと思ったりするけどね。

たった5分間のラジオニュースに、こんなに感心させられるとは思わなかった。
こんな番組あるんだな。

ラジオってたまに聞くと面白い。

この間、ジージの車に乗った時は、「引きこもりラジオ」をやってた。
リスナーからの話したいこと、悩みなどの投稿を読んでいたけど。
これもなんか「優しい」番組だったなー。

耳から入る情報だけでも、
いやむしろ耳から入る情報だけだからか、
余計な情報がないからか。

心に沁みることってあるんだね。

改めてラジオの魅力を再認識させられた日でした。

読んでいただきありがとうございました。

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