【風呂酒日和157-2】 居酒屋やおよろず

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

さっぱりした気持ちで金の湯を出た私は駅の方に歩く。
行きはバスでここまできたけど、チェックしていた居酒屋さんを見て歩きながら駅の方に戻ろう。サウナでばっちり温まったし、今日はそこまで寒くないせいか夜の帰り道が気持ちいい。

「選べる小鉢3品と一杯で1000円のお疲れ様セットがお得すぎ」というレビューに惹かれ、チェックしていたお店に向かうも、お店に入るとラストオーダーが終わってしまったとのこと。わちゃー残念。
うーんどうしよ、駅前まで行っちゃうとチェーン店が多いだろうし、かと言ってこのへんに店はそこまでない。はてさてふむ。

マップを開きながら再び歩き出すと、すぐ横の通りを入ったところに居酒屋と書かれた白い提灯が見えた。
お、いいかも。ここも閉まるの結構早そうだけど入れるかな...？ものは試しだ、行ってみよう。

扉を開けるとすぐ手前にテーブル席が数席。ドアの音では入店が分からなかったようなので、奥の厨房にいる店員さんの方に歩いていく。

「すいません、1人なんですが…」

「あ、はーい！カウンターどうぞー」

お姉さんが気づいてくれ席にうながされる。奥に進んでいくと厨房の向かいにカウンターが6席ほどあった。誰もいなかったので一番奥のすみっこに着席。結構高い位置まで腰壁があって、カウンターの上には食器が積んであるため、腰掛けると厨房の中はほとんど見えない。

「飲み物おうかがいしまーす」