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ハッピーを書き続けるのは面白くないのではという鎖
ハッピーエンドの話が好きだ。というか、終始ハッピーが好き。映画もドラマも小説も、もちろん人生も。
漫画や映画、小説などで、主人公が窮地に立たされたり、辛い、悲しいくだりにさしかかったり、脅威となる悪者たちの調子がものすごくよくなったりすると、私はいつもどうにもいたたまれない気持ちになる。
次週!ナントカの逆襲!なんて予告を見た日には「つらいよ〜やめたげて〜!ずっとうまくいけばいいのに、なぜそんな展開にしたのだ...」なーんて思ってしまう。ネタバレに悲しみ、先行して逆襲されるであろうことにも悲しむ。
もちろんストーリーの流れや展開的に必要な要素だということは十分わかっている。ずっとハッピーだと波がなくて物語にすらならないかもしれないし、それがあるからこそ「うお〜面白い!」と夢中になって見入ってしまうということもある。この世の作品が全てALWAYS三丁目の夕日ならぬALWAYSのほほん劇場になってしまったら、きっとつまらないだろう。
トラブルや色々な試練があるからこそ話が膨らんだり絆が深まったり、感動のシーンが待っているというのもわかってはいるんだけど、わかりながらも辛い局面を見たり読んだりすると、私はどうしてもうぅーと苦しくなってしまうのだ。
昔、友人に面白いよ!と勧められプリズンブレイクという海外ドラマを見た時も同じようなことを思った記憶がある。一刻も早く逃げなければならないピンチのタイミングで無理して大切な人に会いに行き、そのせいで怪我をしたり、あと少しで逃げ切れたのに捕まっちゃうというような場面が何度かあって、すごくもどかしかった。
「なんで今...?いや、大事だけど。好きなのわかるけど。今それどころじゃないやろ...」と思った。ものすごく話に入り込んで夢中で見ているくせに、ハラハラすると急に現実主義というか合理的なことを考えてしまう私。
いや、自分が実際その立場になったらどうするかなんてわからないんだけど...。でも一瞬ハグするために死にたくないと思っちゃいそう...。
Dead or Hugはリスキーすぎない?いや、もう二度と会えないかもしれないからこそ、もう一度だけでも…!なのか。収監中山崎まさよしでも聴いていたのだろうか。
まぁとは言え、全てがいい感じにうまくいってするすると脱獄できちゃったら多分プリズンブレイク、楽しくないよね。監獄のシステム的にどうなのってなっちゃうし。ストーリー的にそのハラハラがあることによって「続きを見たい!」という気持ちを加速させることもわかってはいるのだ。
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