【風呂酒日和94-1】 貫井浴場(ぬくいよくじょう)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

確かに私も悪かったけどさ。
こうしてくれてもよかったじゃん...。ぷぅ。

みたいな時、あるよね。
本日の私、まさにそれ。

日々の中での些細なイライラ。
自分にも多少非があるため大々的にぷんすかはできないが、それでもちょっと腑に落ちなくて、なんとも虫の居所が悪い感じ。


いいもん。お風呂入るもん。
そんなちょっとふれくされた気分で到着したのは貫井浴場だ。明るくてなんだか会館っぽい趣の入口を進む。

奥の受付から「いらっしゃいませ」の声。
おや、でも手前に券売機がある。ここで買うんだなきっと。
ちゃりんちゃりんと100円玉を入れていくも、2回に1回くらい飲み込んでもらえず釣り銭口から吐き出される100円玉。こういう日に限ってそういうことが起こるものだ。
もう！なんて思いながら吐き出された100円玉を拾いもう一度入れる。

「こっちでもいいですよ」

受付のおじさんが私と券売機のひと悶着を見て声をかけてくれた。
コインは400円無事投入されたところで、もうちょっと入れればよかったのだが、なんとなくせっかく声をかけてくれたし...と思って、受付に向かうことにする。
おつりのレバーを回してあんなに頑張って入れた4枚を吐き出させる。なんだかなぁ。
まぁ、券売機くんが一番「なんだかなぁ」と思ってそうではある。すまんね。
受付でお金を払って「タオルは借りれますか？」と聞くと白い手拭いを貸してもらえた。無料。いぇい。