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【2】史上最強に絶不調だった年末年始の記録〜赤子と一緒に飛行機で泣く〜
1月1日
いつもなら9時や10時に起こされあけおめの乾杯をして、母の作ったお雑煮を食べながら父と兄と朝から飲んでいるお正月の朝。1人でテレビもつけずに過ごしていると元旦感が全くないので、とりあえずテレビをつけてみる。
リスケした飛行機は争奪戦だったようで夜着の便しか取れなかったため、昼過ぎまで万全の体制で体を労ることに。
ここで、昨日のなんとも言い得ない悲しさというか切なさの原因が判明。ただのぼっち正月への嘆きかと思っていたら、レディースデーが開催される。お前の仕業だったとは...もう、最悪の極みである。
女性の方は共感していただけるかもしれないが生理の時って症状としてはほぼ風邪に近い。全身の倦怠感や体の冷え、頭がぼーっとする感じ。
ただでさえ体調悪めだというのに、ここまで来るともう何が原因の何の不調だかわからない。とにかく全てがだるい。
こんなことになるのなら、いっそ欠航のまま復路のチケットも払い戻しにして今年は帰省せず、大人しく1人で引きこもっていた方がよかったのではないかと思ってしまう。
しかしもう取り直してしまったので行くしかない。さすがに往復約6万を棒に振るのは忍びない。
永遠に鼻水が止まらないので箱ティッシュとマイゴミ箱(ゴミ袋)を持って空港へ向かう。「もうティッシュがないよー鼻水マーライオンだよー」とはならない安心感から存分に鼻をかんでいたのだが、今思うとこれがよくなかったのかもしれない。
もしくは前日の大雪の影響で天気が荒れ模様だったのかもしれない。
飛行機に乗った私は機内で今まで感じたことのない耳の閉塞感を覚えた。しかもそれがもう、ずーっとなのだ。これまでも離着陸時などにずーんと気圧にやられて耳がぼわぼわしたりしばらく耳抜きができないことがあったが、それが飛んでいる間延々と続いている感じ。
これはなかなかキツい…と思っていると、前後にいた赤子が一斉に泣き出した。いやわかるわかる。やっぱいつもより変だよね?(彼らは人生初体験の飛行機かもしれないが)
なんとか耐えて無事着陸。しかし地上に降りてびっくり。耳の閉塞感、全然抜けない...。
もともとメニエール病やら突発性難聴やらをやっていて耳及び三半規管が弱めな私。まいったなぁと思いながらネットで調べた色々な耳抜きの方法を試すも一向に回復せず。オワタ...。
今までの経験上、耳が不調の時はアルコールは極力避けた方がいいのだが、さすがに元旦からわざわざ空港まで迎えに来てくれた父との乾杯をしないという選択はできず、夜控えめにお酒を飲む。これが私の孝行スタイルなのだ。自分が飲みたいからじゃないぞ。
前日に実家に帰ってきていた兄は私と食べるためにと箱ウニ(木の箱に入ったウニ)を買ってきてくれ、しかも昨日はそれに手をつけず待っていてくれたと言うもんだから兄とも乾杯しないわけにはいかない。ウニラブ。じゃなかった。アニラブ。
そんなこんなで飲み過ぎはしなかったものの、耳が開通しないまま就寝。
1月2日
起床するも耳の閉塞感は相変わらず。こうなってくると迂闊に鼻もかめない。鼻をかむともれなく耳に負担がかかるからだ。そして鼻が開通しない結果、口呼吸が多くなり結果乾燥して咳き込むという悪循環。これは本格的にヤバい。
とはいえここは小さな診療所くらいしかない田舎町。そしてお正月の三が日。無論やっているわけがない。町医者a.k.a.斉藤さんのおじいちゃんも今頃家でゆっくりあけおめしてるだろう。
これ、この耳のまま明日もう一回飛行機乗るのか...怖いなぁ。
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