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【風呂酒日和61-1】 成弘湯(せいこうゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


小雨が降る青砥駅。
線路沿いの道をてくてくと歩いていく。
ふむ。駅前はTHE居酒屋さん!みたいなチェーン店が多め。
ひっそり系赤提灯は見つかるだろうか。

銭湯の看板が見えたので小道を入る。
あれ?どうやらこっちは脇道だったようだ。
小道を抜けると左手向こう側に正面入口っぽい大きめの看板。
そして横にはコインランドリーと、お、呑み処の文字が。
めちゃくちゃ至近距離!立地は最高だが、果たしてどんな感じのお店なのだろう。


雨も降っているしひとまずお風呂だ。
呑み処が気になりつつも銭湯の軒下に戻り、傘をたたんでいると3人乗り仕様になっている電動付き自転車に乗った親子がやって来た。
母ちゃんと、少年が2人。3人でお風呂タイムだろうか。
親子がよいしょよいしょと靴を脱いでいる間にそそくさと先陣を切るような形で入場。

右手に受付、左手に飲み物の冷蔵庫、奥にソファとテレビというスタンダードなロビーが現れた。
受付のおばちゃんに1000円を支払うと「1人?」と聞かれる。
どうやら後ろの親子が連れだと思われた模様。
長女、は流石に無理があるだろうからママ友の息子を連れた銭湯会って感じだろうか。しかし残念ながら(?)私はソロ銭湯。1人ですと答えおつりをもらって女湯へ進む。
居酒屋ではよく言うがまさか銭湯で「1人です」と告げることになるとは思わなかった。面白い。


さて、ささっと身支度を済ませて浴室へ移動したい。少年たちが脱衣室に来る前に入りたいビビリな私。

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