球場
球場のそばの公園で、犬の品評会に出くわしました。キャンピングカーがわんさか止まり、そのナンバープレートを見る限り、全国規模の大会のようでした。
ショー的な要素は少なく、関係者による淡々とした品評の場のように見受けられ、通りすがりの部外者には、一種独特な会合に映ります。
犬を伴って審査員の前を小走りするブリーダーの走り方、リールの持ち方には共通のスタイルがあり、それが犬を最も美しく見せる技術のように思われました。
彼等にはむき出しの虚栄心は見られず、むしろ相手の犬の毛並みやお行儀を手放しで褒め合ったりして、平日の昼下がりの公園は、善意に満ちていました。
ワシントンで友人が欲しいなら、犬を飼うことだ。 (ハリー・トルーマン)
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