![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52982834/rectangle_large_type_2_e715d1b49cc23ee6cc1128f4f8696e2c.png?width=1200)
今年の12本目
今年の12本目、HERE WE ARE、観ました。
自閉スペクトラム症の息子とその父親の穏やかな生活。映画はそこから始まります。けれど離婚した妻が裁判に訴えて、息子は施設に入れられてしまいます。
「なんてひどい母親だ」と憤った後で、観客は、「全てを投げ打って息子を世話する」という世界に逃避し、息子を囲い込んできた父親のこれまでを知ります。
「自分がこの子を守ってやらねば」という親の気持ち。それ自体は、尊い。だけど、その気持ちが強い親ほど、子どもの成長に気付けてやれません。
「子どものことを分かってやれるのは、自分だけだ」という父親の思いの成り行きを描いたラストシーンは、切なくて、でも、希望に満ちていました。
いいなと思ったら応援しよう!
![皮膜](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15889668/profile_01c477f6da7f08085640eab043e25638.png?width=600&crop=1:1,smart)