パスカルがいっていた。
パスカルがいっていた。「もし君が勝てば、君は、全部もうける。もし君が負けても、何も損しない。だからためらわずに、神があると賭けたまえ」。
信仰は賭けなのか、といわれれば違う気もする。だけど彼は、断言する。「神を感じるのは心情であって理性ではない」と。そうだ、信仰は、賭けなんだ。
「良いと分かってやること」は、「信じること」にならない。イチかバチか、判断のつかない場所から踏み出す、それが「信じること」、つまりは信仰なんだ。
その意味で、信仰は、愛情に似ている。昔、君もいっていた。「待つことは、信じることなんだよ」と。その言葉を今も忘れられず、そして今日も待っている。
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