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今年の20本目

今年の20本目、INVICTUS、観ました。

黒人が虐げられたアパルトヘイトが撤廃され、下克上ともいえる状況で黒人初の大統領となったマンデラ。自身も政治犯として長く拘留されてきました。

権力を握った今、白人の逆差別だってできます。そうやって民族対立が泥沼化していった国もあります。けれど彼は、寛容を説き、その象徴がラグビーでした。

白人層のスポーツであったラグビー。それを否定し、排除すれば、「敵」にダメージを与えられます。でも、彼は、国民統合の象徴としてそれを利用しました。

「寛容と忍耐をもってしては、人間の敵意は決して溶解しない」という言葉の真偽を、アフガニスタンに取り残された人々に重ねながら、映画に尋ねています。


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