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空港から

空港から市街地へ向かうバスの座席に身を沈めながら、退屈について考えていました。

退屈を紛らわす旅が終わって、退屈にまみれた日常に帰る。退屈を恐れ、退屈の埋め合せにキュウキュウとする人生が続く。

願わくば、旅や消費の中ではなく、静かな日常の中に劇的なる何かを見出したい。

変化に乏しい日常の中にあって『嵐が丘』を書き上げた、エミリー・ブロンテのように。

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