今年の7冊目
今年の7冊目、ミン・ジヒョン著「僕の狂ったフェミ彼女」、読みました。
韓国を舞台に、「フツーの好青年」を自負する彼と、彼から見れば「狂っている」としか映らないフェミニストの彼女との奇妙な恋愛を描きます。
彼女がフェミニストになった理由が彼には理解できず、「狂った彼女を僕が癒やしてあげればいい」と独り善がりな優しさで彼女のコントロールを試みます。
それは、「フツー」という価値観を社会から押し付けられた人間が、それを拒む人間に対して無自覚に、暴力的に振る舞ってしまう典型的なパターンです。
「差別とは、誰かを我我から排除する言動だけではなく、誰かに我我への同化を強いる言動としても行われる」と専門家は、いいます。
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