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小学生や中学生の時には

小学生や中学生の時には野球部に入部すらできなかった、という青鳥特別支援学校野球部のキャプテンは、その日が楽しみで、数日前から眠れませんでした。

彼等は、全国で初めて特別支援学校単独で地方予選に出ました。結果は、0対66、初戦敗退。全員に知的障害のある彼等と健常者との力の差は、歴然でした。

それでも、合同練習を行った他校の選手たちが熱い声援を送る中、全部員12名が出場し戦い抜きました。知的障害児福祉に尽くした糸賀一雄の言葉を思います。

「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」。彼等は、哀れみの対象でなく自ら輝く素材なのです。電光掲示板の彼等の名前にその光を見ました。

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