ひなとと。
日記のような、ただの呟きのような。好きなものを語ったり、日々思うこととか、美味しいものの話などなど。
詠んだ短歌への思い入れなど好きに綴っている頁です。
オリジナル短歌のまとめ
素朴だなって思いながら食べたけど、 素朴ってなんだろうってなりました。 本来私の知ってるホットケーキって こういうのだったような。 ふわふわな厚焼きも好きですが、家のフライパンで焼けるようなホットケーキが一番食べてて好きなホットケーキなのかもしれません。
寒いと腰に来るという東北に住むおばの言葉を、今の時期によく思い出す。痛いもん。
何度でも煮出すヤカンの麦茶の中に沈む生への執着心 夏に暑いのにガスコンロで麦茶を煮出す。 暑いのに何してるんだろうって思いながら、ふと気づきました。 煮出した麦茶が私にとって、美味しいからか。 水出しだって美味しいけど、この麦茶は煮出したほうが美味しいことを知っていて、私はそれを飲みたい。 すごい執着だなって、ちょっと自分に呆れました。 夏の暑さを癒やすために飲むものを、熱い思いをして煮出す。 自分の食べ物や飲み物への執着を、改めて感じた暑い今年の夏の1首です。 何度でも
このまま、あっという間に大晦日がくるんだろうか。
幸せや愛を分かち合えないなら悪夢を食べる獏でありたい 何歳になって忘れられない言葉ってありますよね。 私にもたくさんあります。 言われた言葉。人から聞いた言葉。 テレビやラジオや映画での言葉。 そんな中の1つで、恋人に対して女性が想う言葉なんですが 「私は貴方の母親になりたかった」 というのがあります。 十代の頃読んだというのは覚えてるんですが、漫画だったのか小説だったのかまったく思い出せません。ただ、この言葉だけがすごく印象に残っていて。 今思うと、少し病んでる?という
コタツからでられません。おそろしい魔具。
「歯みがき粉」チョコミントをそう呼ぶ君と永遠を誓い合えない【ミント】 気心知れた友人と、本当に食の趣味だけが合わない。私は香草大好き。クレソン、茗荷、三つ葉、春菊などなど。向こうは一切ダメ。向こうは甘いケーキはとことん甘くして欲しい派で、私は甘さは控えめな方が好き。コーヒーはブラック派とカフェオレ派。肉まんとあんまん。他にもいろいろ。 そんな友人が私の大好きなチョコミントやモヒートをことごとく、「歯磨き粉の味だ」と言う。 私は食べること大好きな人間なので、やっぱりパートナー
刺すような氷の空気に触れている身が浄化される月冴ゆる 好きな季節はいつですか? 春・夏・秋・冬 私もそれぞれ好きなところはありますが、一番はやっぱり冬です。 そう言うと大抵、「寒いの平気なの?」と聞かれますが平気ではありません。寒いものは寒いです!でも、あのヒンヤリとしたツンとした空気感は大好きです。 私の祖父母は岩手にいるので、両親共働きの私は小さい頃夏休み冬休みは一人新幹線に乗せられて長期滞在してました。今もあるのかわかりませんが、一人で子どもを乗せるときは前もって鉄道
寒いから温かくして寝ると、いつの間にか寝てて目がさめたら朝。一瞬。 ある意味寝た気がしない。
2023年4月うたの日自選 掃除機で吸い込みカーテン絡みつく私に足りぬ粘り強さ 『掃除』 君のこと捕まえたのは標準レンズで僕ではない無機質 『カメラ』 一日の八時間だけ軽薄な笑みが貼り付く私のメイク 『薄』 煮詰めてる林檎に塩味加えたらパイで蓋する独り寝の夜 『林檎』 淋しくて氷砂糖を舐める舌ざらつきで蘇る蜜月 『砂糖』
うたの日自選。 幸せや愛を分かち合えないなら悪夢を食べる獏でありたい【夢】 青空と陣取り合戦する桜「落ち着きなよ」と鳴く鶯【桜】 私には本音を見せてくれないね何度会ってもマトリョーシカだ【関係】 洋服の染みが減ってく成長を淋しいと吐露する洗濯機【染み】 「歯みがき粉」チョコミントをそう呼ぶ君と永遠を誓い合えない【ミント】
うたの日からの自選です。 花梅の蕾が纏う綿帽子澄んだ空気ほのめく春の香【雪】 「花束よ」ドライフラワーに見えるわたし世界の外で息を吐く【外】 声に顔泡になって海に消えネームタグだけ海馬に沈む【忘】 おもてなし両手で包むカタカタと水指の蓋心に共鳴【茶】 良心を天秤にかけ手に入れた銀貨の価値を他人が決める【銀貨】 レディメイドの制服では探せない合い印見えないアオハル【秩序】 空気包んだオムレツに「もう少し」潜り込んで繰り返す冬日和【包】
野暮だなと思いながらも、自分の詠んだ短歌について書きたくなってしまいました。あまりよいことではないのかな?と思いつつ。 短歌を上げているXとは別の場所でなら気になる人しか読みに来ないし、書きたいことを書きたい時に書かないとつまらないなと思いここを作りました。 なんだか、自由な空間が楽しくなってきました🤭
君だけが見えてる色でキャンバスの海がキラキラ弾けて飛んで 刺すような氷の空気に触れている身が浄化される月冴ゆる 氷のように溶けた人 ネームタグだけが海馬に沈む あの人は優しい人で甘い綿菓子みんなにくばるこわいひと 冬薔薇(ふゆそうび)耳を澄ませて見つめればポロンと衣ひらいて香る
短歌って創り手が「こういう歌です」っていうのってどの程度まで言っていいのかわからず。そういうものをこっちでは書きたいなと。
せっかくだから、好きなことを書こうと思う。