徳島県立博物館「かがやく生きもの-光をまとった生きものの不思議な世界-」
2023年8月4日。
徳島県立博物館の企画展示「かがやく生きもの-光をまとった生きものの不思議な世界-」を見に行きました。
肉眼では見えないブラックライト(紫外線)を当てたら、美しく光る生き物や植物などが、たくさん展示されていました。
サソリの仲間は、紫外線を当てると強く蛍光を発するそうです。
チョウは白っぽい部分が光っていました。
節足動物の仲間で光るやつがいるのは知ってたけど、
哺乳類のコウモリが、こんなに光るのは知らなかった。
骨や血管、毛が光ってる。
夜行性の虫たちには、月の紫外線でコウモリがうっすら光って見えてるのかな?
今は、ニワトリのヒヨコの雌雄判別は、紫外線を当ててAIで自動的に判別できるそうです。
雌雄判別の難しい昆虫とかも、紫外線で判別できないかな・・・?
この他にも、紫外線で光るたくさんの展示がありました。
僕も実験してみたくなったので、帰りに電気屋さんで紫外線ライトを買って、いろいろな昆虫に紫外線を当ててみました。
ガムシの目が光った!
写真に上手く撮れなかったけど、お腹側の一部も光っている気がする。
ウバタマムシも目が光った。
いくつか、わからないことがあったので
次の日、もう一度博物館に行って、学芸員の小川さん、外村さんにいろいろ教えてもらいました。
今回の展示に使っている紫外線ライトの波長を教えてください。
「365~375nmになります。ただし、ヒヨコの場合は400nmの方がよく光ります」
僕が買ったライトでも色々調べられますか?
「紫外線ライトが使えるかどうか、お札を使った簡単な判定方法があります」
「お札の左下のハンコの所に紫外線ライトを当てて、強く光れば使えるライトです」
僕の紫外線ライトでも、お札のハンコが光ったので安心しました。
紫外線を当てると、ガムシやハンミョウとかの目が光りました。
「必要じゃない光を跳ね返して目が光っています。カブトムシなどの甲虫や蛾も目が光ります」
ガムシのエサのアオミドロも赤く光りました。
「アオミドロが持つクロロフィルが光っています。クロロフィルは葉緑素のことです。暗いところにしばらく置いておくと、光合成の活性が落ちて、赤く蛍光するようになります。夕方以降、色々な植物が光ります」
ガムシのフンも光ってたけど、クロロフィルが消化されなかったのかな?
埼玉に帰ったら、飼っている昆虫に紫外線を当ててみて、雌雄判別や同定に使えないか調べてみたいと思います。
小川さん、外村さん、いろいろお話を聞かせてくれてありがとうございました!
おまけ
博物館の普通の展示の紹介が出来ていなかったので、いくつか写真をはります。
企画展示は2023年9月3日まで。
夏休みの間は、小中学生、高校生が無料みたい。
下は徳島県立博物館のホームページです。
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