ハセガワダルマガムシ
2023年8月27日。
水生昆虫の研究者の岩田さんに、埼玉県のタイコウチの生息地の調査に誘ってもらいました。
調査は、水生昆虫と魚類の研究者の内田さん、調査地の近くでタイコウチの新しい産地を発見した高野さんも一緒です。
調査した川は、植物が豊富な、護岸のないきれいな川でした。
網を入れてみると・・・
さっそくタイコウチが入りました。
タイコウチの幼虫もたくさんいました。
今年の個体数は多いみたいです。一安心。
この川では他に、コオイムシ、ミズカマキリ、ハセガワダルマガムシ、ヒラタドロムシ、ヒメヒラタドロムシ(幼虫)、ナミアメンボ、ヒメアメンボ、ヒメイトアメンボ、ナベブタムシ、コオニヤンマのヤゴ、ギンヤンマのヤゴ、コヤマトンボ(もしくはキイロヤマトンボ)のヤゴなど、多くの水生昆虫が見つかりました。
魚類はオイカワ、カワムツ、アブラハヤ、ギバチ、ホトケドジョウ、ムサシノジュズカケハゼ、カワニナ、チリメンカワニナなどが見つかりました。
魚類に詳しい内田さんに、魚の写真を撮る時は必ず頭を左にするようにと教えてもらいました。
下の写真は、ハセガワダルマガムシを捕まえているところです。
ハセガワダルマガムシ $${Ochthebius hasegawai}$$
コウチュウ目 ダルマガムシ科
流れる川の中で、水しぶきがかかる岩にひっついていました。
大きさは2mmより少し大きいくらい。
初めて捕まえたハセガワダルマガムシは、持ち帰って観察しました。
泳ぎがとても下手だったので、岩の上を歩いている所を撮影しました。
とても小さいけど、青緑色の金属光沢があってきれいでした。
調査のあと、埼玉県でチビミズムシがすむ場所を教えてもらいました。
ぼくの今年の夏休みの自由研究は、チビミズムシの研究にしたので、また機会がある時に記事にしたいと思います。
岩田さん、内田さん、高野さん、ありがとうございました。