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里山共生研究会のビオトープ

今年の5月、夏の徳島へ帰省する時に「愛媛大学ミュージアムの昆虫展2023」を見に行く計画を立てていました。

その頃、noteで同じ愛媛県のビオトープの記事を見つけて、すごい場所だと思って「昆虫採集や観察ができますか?」と、すぐに問い合わせてみました。

下の記事にあった問い合わせフォームから問い合わせました。

すると、代表の懸田さんから「保全を始めたばかりなので、生き物の持ち帰りはできないけど、現地での採集や観察は出来ます」と、お返事をもらえました。

そして、2023年8月6日。
愛媛県内子町うちこちょうの里山共生研究会の湿地ビオトープに行きました。

里山共生研究会のビオトープ

ビオトープの水温は24.7℃。そこに流れ込んでくる水は19.4℃でした。
さっそく、胴長を着てあみを入れてみると・・・

網を入れてみると

すごい数のアカハライモリ、ミズカマキリ、マツモムシ、ガムシ、クロゲンゴロウの幼虫、いろいろなヤゴがすんでいました。
網を上げるたびに、何かが入っていました。

アカハライモリ(幼体)
ミズカマキリ
ガムシ
クロゲンゴロウの成虫と幼虫(右上)

カエルはツチガエルとアマガエル。トンボはシオカラトンボやギンヤンマ、ショウジョウトンボ、そしてオニヤンマが周回しているのを見ました。

しばらく採集したあと、近くにある田んぼに移動しました。

田んぼの生き物探し

田んぼの水温は26.1℃。
ビオトープより少し高い温度だからか、ビオトープの方では見かけなかった、次の水生昆虫がいました。

ヒメゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ、マメガムシ、タマガムシ、キベリヒラタガムシ、コマツモムシ、マルミズムシ、メミズムシ、ナミアメンボ、カタビロアメンボの仲間。

そして、なんとコガタノゲンゴロウもいました!!!

コガタノゲンゴロウ(メス)

愛媛県のコガタノゲンゴロウは、2023年4月14日まで特定希少野生動植物として捕獲が禁止されていました。
最近、個体数が少し増えてきて解除されたみたいですが、まさか、今回見られるとは思いませんでした。

コガタノゲンゴロウ(左)、クロゲンゴロウ(右)

ナミゲンゴロウをそのまま小さくしたような姿で、すごく可愛い。
じっくり観察して、逃がす前に写真もたくさん撮りました。


お昼に、イノシシ肉のバーベキューとうどんを、ごちそうになりました。

イノシシ肉を焼いています

イノシシは初めて食べました。とても美味しくて感動しました。

午後も引き続き、採集、観察しました。

たくさんのアカハライモリ
大きなトノサマガエル
田んぼに逃がしたコガタノゲンゴロウ

とてもとても楽しい昆虫採集、観察会でした。
また、愛媛に来たら行きたいです。

里山研究会の皆さま、懸田さん、
暑い中いろいろ準備してくださって、本当にありがとうございました。



下は、里山共生研究会のnoteです。

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