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風邪かなと思ったら:            日本人が知らない本当の治し方

こんにちは!ひなた整体院の小島です。このブログはあなたが健康の知識を深めていくことで自分で健康な生活が送れるようになるお手伝いをしていきます。では今日もいってみましょう。

インフルエンザが拡がる季節となりましたが、皆さん体調は崩されていないでしょうか?今日は「風邪かなと思ったら」というテーマでお話ししていきます。実は、日本人の風邪の治し方には大きな課題があるんです。21年の治療経験から得た知見を、今日は余すことなくお伝えしていきます。

世界と日本の驚くべき違い

皆さんは世界の風邪事情をご存知でしょうか?実は、風邪の平均治癒期間に大きな差があるんです。世界平均はたった5日。一方、日本人は平均20日もかかっているというデータがあります。この差は決して偶然ではありません。

日本人の多くは風邪薬を飲んで安静にしますが、世界では全く異なるアプローチを取っています。例えば、北欧ではサウナ療法が一般的で、ドイツではホットビールを飲み、アメリカではジョギングで積極的に汗を流す人が多いんです。一見過激に見えるこれらの方法、実は理にかなっているんです。

発熱の本当の意味を知ろう

発熱は体の防御反応です。わたしの治療院に来られる方の多くが、「熱が出たらすぐに下げなきゃ」と思い込んでいますが、これが実は回復を遅らせる原因になっているんです。

体の中で悪さをするウイルスや、消化しきれていない疲労物質を排出するために、体は意図的に熱を出しています。この時、38度前後の発熱は実はとても理にかなっているんです。なぜなら、この温度帯でウイルスの増殖が抑えられ、免疫細胞の活動が最も活発になるからです。

つまり、発熱と汗は体の自然な解毒(デトックス)プロセスなんです。これは、家の大掃除に例えることができます。掃除の最中は確かに少し大変ですが、終わった後はすっきりとして快適になりますよね。体も同じなんです。

風邪薬の功罪

日本人は発熱を過度に嫌い、すぐに解熱剤を使用する傾向があります。もちろん、風邪薬には意味があります。高熱で辛い時や、仕事でどうしても休めない時など、症状を和らげる必要がある場合は適切な使用が有効です。

しかし、やみくもに使用することは避けるべきです。特に37度台の微熱程度で解熱剤を使うのは、本来の治癒プロセスを妨げかねません。まるで、火事を消そうとして小さな火を何日も燻らせているようなものです。結果として、治癒が遅れ、だるさや倦怠感が長引くことになってしまいます。

わたしの風邪との付き合い方

では、具体的にどう対処すればいいのでしょうか?わたしの場合、風邪の引き始めを感じたら次のような方法で対処しています:

  1. 軽いジョギングで適度に汗をかく(じんわり程度で十分)

  • 20分程度、ゆっくりとしたペースで

  • 息が上がらない程度の運動強度を維持

  • 寒気があっても気にせず行う(ただし無理は禁物)

  1. いつも通りの温かさのお風呂に入る

  • 湯温は40度前後

  • 長湯は避け、10分程度

  • 半身浴でも効果あり

  1. 就寝時の特別な準備

  • 上下とも一枚多めに着る

  • バスタオルを二枚敷いて、汗を吸収しやすくする

  • 頭までしっかり布団をかける

  • 室温は普段より1-2度高めに設定

  1. 夜中の対応

  • 汗をかいたら必ず着替える

  • 下着まで全て新しいものに

  • バスタオルも取り替える

  • 水分補給を忘れずに

この方法で、翌朝には体が軽くなっていることが多いんです。特に初期症状の段階で行うと、驚くほど効果的です。

実践的なアドバイス

風邪の予防と対策について、さらに具体的なアドバイスをお伝えします:

予防のための日常習慣

  • 十分な睡眠(7-8時間が理想)

  • バランスの取れた食事(特に、たんぱく質と野菜を意識)

  • 適度な運動(週3回、30分程度)

  • こまめな手洗いとうがい

  • 適切な湿度管理(50-60%が理想)

風邪を引いたと感じたら

  • 早めに帰宅し、温かい食事を取る

  • のどの痛みがある場合は、塩水でうがい

  • 白湯やハーブティーでこまめに水分補給

  • 部屋の換気を心がける

  • 必要以上に着込みすぎない

重要な注意点

ここまで積極的な対処法をお伝えしてきましたが、これには適用のタイミングが重要です。風邪の初期症状を感じた時だからこそ効果的なんです。すでに体力が低下している場合や、症状が進行している場合は、むしろ安静にすることをお勧めします。

以下のような場合は、必ず安静を心がけてください:

  • 38度以上の高熱がある

  • 強い倦怠感がある

  • 食欲が著しく低下している

  • 咳が続いている

  • 既往症がある

また、普段から体力に自信がない方は、無理なアクティブ療法は避けた方が賢明です。その場合は、温かい飲み物を飲んでゆっくり休養を取ることをお勧めします。

まとめ:風邪は体からのメッセージ

風邪は体からの大切なサインです。「休養が必要」「何か体に負担がかかっている」というメッセージかもしれません。薬で症状を抑えるだけでなく、体の声に耳を傾け、自然な治癒力を活かす方法を選んでみてはいかがでしょうか?

最後に、予防も大切です。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を心がけ、体調管理に気を配りましょう。特に季節の変わり目は要注意です。体調の変化に敏感になり、早め早めの対応を心がけることで、風邪の長引きを防ぐことができます。

皆さんの体験や、普段どのように風邪と向き合っているか、ぜひコメント欄で教えてください!良い対処法があれば、みんなでシェアしていきましょう。

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