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読みたいもの、書いたもの、書きたいもの


公募やコンテストに通るためにはというような記事で、そのジャンルの本をたくさん読んでいる人というのがよく挙げられています。
好きな分野に精通しているからこそ、王道の路線を踏まえつつ、オリジナルの要素を加えて作品を書けるというものです。まさにその通りだと思います。

読みたいもの

それなら、自分も好きなジャンルのものを書いて攻めるべきでは?と考えました。
そこで、好きな作家や本を取りあえず挙げてみると…。
・東野圭吾(白夜行)
・太田愛(幻夏)
・中村文則(掏摸)
・道尾秀介(向日葵の咲かない夏)
・恒川光太郎(夜市)
・まさきとしか(あの日、君は何をした)
・重松清(疾走)

キリがないのでこれぐらい…ですが、
レベルが高すぎる!!!(´;ω;`)

見返すと、やはり面白いと思うのは超著名な方々の有名作が多く。
ジャンルだとミステリが多いのかな…? 特にミステリ好きを意識しているわけではないのですが、白夜行とか疾走とか、人間を深く描いた作品が好きなのだと思います。それがミステリジャンルに多いのかも…。

しかしこれまでミステリは書いたことがございません。
それっぽいのは数本あるけど、とてもミステリ!を名乗っていいとは思えず…。
取りあえず、読書の傾向としては(夜市とかはホラーだけど)ヒューマンドラマ多めのミステリでした。

書いたもの

次に、自分が書いてきたものについて考えます。
私がこれまで書いたのは、主に青春、ローファンタジー、たまにSFとホラー。変わった動物やオカルト話、そしてやるせない人間同士のお話が好物で、積極的に書く傾向があります。

辛うじて一貫しているのは、登場人物の心情に焦点を当てているところかなと考えています。なので得意ジャンルはと思い返すと、「……?」となってしまいます 泣
ジャンルよりも雰囲気が似たものを書いてきたので、未だに得意ジャンルが思いつかないのです。

私が辛うじて書けるのは少しライトなものですが、読むのはがっつり本格なものばかりで、所謂ラノベとかライト文芸系は現在ではほとんど読んでおらず…。中学時代は電撃文庫を読み漁っていたんですが。
突っ込みどころがあるとそこに引っかかってもやもやしてしまうのです。そんなに死にたいなら心療内科に行きなよとか、最後の日ぐらい恋人じゃなくて身内と過ごしなよとか…。王道を楽しめない悪いところ…。

なので、自分が書いてきたものと読んできたものが割と乖離しています。

書きたいもの

今後書きたいものはたくさんあります。がっつりホラーやSFを書いてみたい、白夜行みたいなミステリを描きたい!そんな気持ちがあります。切ない人間模様を書きたい!
また前述のように不思議なものが好きなので、ちょこっと不思議要素(ファンタジー?SF?)を足してオリジナリティを出せたらいいなと。
ですが特別にこのジャンルを描きたい!というものがないので、あっちへふらふら、こっちへふらふら。極めることができません。
書きたい雰囲気はあるのですが、何のジャンルの作家を目指すのか、そこが明確じゃないのです。

まとめ

読んでいる本は著名作家の有名作。
書いてきたものは比較的ライトな作品。
書きたいものは切ない人間模様。

明らかに読んでいるものと書いているものが離れています。技術も知識も理想とかけ離れています。
理想に追い付くには思い切り自分のレベルを上げて投稿サイトのコンテストではなく文芸雑誌等の公募に全振りするか。
もしくは今の技量に合わせてライト系作品を読み漁ってラノベ等のコンテストに照準を合わせるか。

決してラノベが劣っているという認識ではなく、闘う土俵が違うのだと思っています。だから優劣をつけることは出来ず、しかし両方を得ることは困難です。
出口のない迷路をさ迷いつつ、読むものと書くもので一貫しているのは「ちょっと不思議な切ないお話」。
相変わらずジャンルは見えませんが、取りあえず、これまで触れてきた「青春」「ローファンタジー」「ホラー」「SF」に着手しつつ、新しい面も開拓して磨いていこうと思います。ハイファンとか本格ミステリとかもいつか書けるようになりたい。。。

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