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【子育て】PTAも変化しつつある

新年度まで後一か月というこの時期に、私をちょっぴり憂鬱にさせる問題。
それがPTAの役員決めです。

子どもが在籍している間に、少なくとも1回は役員を引き受けるという暗黙のルールがあるため、なるべく早く済ませるべく、"役員争奪戦" が繰り広げられます。

高学年、特に子どもが6年生の時に役員になると、各部門のリーダーを任されたり、卒業旅行や卒業式の準備など、大変だからです。

「学年部」や「研修部」、「広報部」といった部門があって、それぞれに役員を選出するのですが、候補者が多いとジャンケン大会になります。

去年は惨敗でしたが、今年はなんと勝ち抜けてることができました!
しかも、一番負担が少なそうな「研修部」!

ホッと一安心といったところですが、毎年のように「この PTA の仕事、どうにかならないかな~」と思います。
そもそも、これ必要?って活動が多すぎるんですよね。

例えば、2ヶ月に1回、校門の前に保護者が並んであいさつをする「ホドウ部」 の活動。
(「鋪道」?「歩道」?「補導」?いまだに分からない)

元気なあいさつを促進するのが目的らしいですが、内容といい頻度といい、本当にこれで目的が達成されるのか、はなはだ疑問です。

今回、私が務めることになった「研修部」の活動も、年に1回なんらかの研修に参加するだけで、その内容を保護者にレポートしたり、学校運営に取り入れたりするわけでもなさそうです。

つまり、「なにか目的があって研修に行く」のではなく、「研修に行くこと自体が目的」になっているということ。
目的のない研修に、果たして意味があるのでしょうか?

毎年、モヤモヤしながら役員決めに臨んでいたのですが、令和7年度からはPTAの活動内容がだいぶ変わるようです。

まず、先ほどの「校門の前であいさつをする」という部門自体がなくなりました。
(やっぱり、みんな意味なくない?って思ってたんだな…)

それから、学年部がやっていた「離任する先生方に花束とプレゼントを用意する」という仕事も廃止になるそうです。

先生方への贈り物は、予算を学年費から出せない都合上、役員さんが200円とか300円を個別に保護者から集めて取りまとめるという、地味に大変なものでした。

花束自体がなくなるのか、別の方法でお金を集めるのかは定かではありませんが、役員さんの負担が少なくなるのはいいことだと思います。

先駆的なところでは、 PTA自体を解体したり保護者の協力が必要なときだけ、ボランティアを募ったりするところもあるみたいです。

今は日本の約7割が共働きですから、「男は仕事、女は家庭」的な価値観が色濃かった時代とは、保護者の事情も大きく異なります。

PTAも、昔ながらの運営方法では無理が出てくるのも当然です。

今まで多くの保護者が「これいる?」と思ってた仕事、 あるいは必要だとは思うけど、かなりの負担…という仕事が見直されるのは、いい傾向だと思いました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました

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