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『貧乏ピッツァ』ヤマザキマリ 読了
読書感想文で自分語りしてるだけの記事
2畳のキッチンと海の外
チョレジャーナという料理をよく作る
ピーマン・玉ねぎ・牛肉をバターで炒めてクミンを効かせたトマト煮だ
ボリビアで愛されている料理だということだけ知っている
ボリビアは行ったことないし、ボリビア人(?)にも会ったことはない
そもそも本物を食べたこともないのでこの味が正解なのかもよく分かっていない
自分にとって一番知っているボリビアはアニメのOP・EDなんかでたまに見るウユニ塩湖っぽい演出だし、塩湖がある割にはスパイスを効かせた料理なんだなぁって思いながらいつも食べている
いつも気分で海外の料理を作る時には2つのサイトを見る
一つはエリーネサールック
HPの冒頭に書いてあるとおり、このサイトは本当に海外のレシピが載っているわけではない
海外料理のレシピをその辺のスーパーの食材で作れるようにアレンジされて書いてある
チョレジャーナのレシピもこのサイトを参考にした
つまり、私が口にしたのはボリビアじゃない
けどこの料理をつくるときは見たこともないボリビアに思いを馳せる
たぶん間違ってるボリビアーんな景色だが料理は美味いからいい
もちろんセビーチェを作る時はチリに思いを馳せるし、ロクロ・クリオーリョを作ったときもアルゼンチンに思いを馳せた
ロクロ・クリオーリョはなんか色も全然違ったので私のアルゼンチンイメージ力が足りなかったんだと思う(味は良かった)
2つ目は吃尽天下
今年『あたらしい家中華』の本を出してた酒徒さんのブログだ
すでにnoteに移行された料理も多いが日本人がなんとなくガチっぽい中華やってみたいときはここを訪れるのが良いんだろうなぁって思ってる
ここの中でよく作るのに梅干菜焼肉という料理がある
梅干菜とはからし菜の塩漬けで、日本ではほとんど馴染みがない食材だ
私も梅干菜は食べたこと無い
食べたこと無い、が、梅干菜焼肉が美味しそうだったので小松菜で代用した
青梗菜でもやってみた
上野とかに行けば手に入るんだろうなぁ~とは思っているが、予算の都合もある
別にガチのその国の料理を作ろうってわけじゃないのだ
一人暮らしのキッチンは2畳ほどしかないから作れる料理も少ない
それでも、イタリア人がキレるで有名なパスタを折るとかはしない
まぁ、食材が無いのはしょうがないので大人しくキレられようと思う
パンチェッタは作れてもグアンチャーレなんてここにないもの
やっと本の話になるが
貧乏ピッツァには詳しいレシピとかは載ってない
それでも彼女の食した歴史が詰まってた
料理に記憶が結びついているのはとてもうらやましい
美味しいかどうかももちろん大事だが、食べた時に何かを思い出す料理ってとても素敵なことだと思う
次にチョレジャーナを作るときはせめてボリビアの映像を流してみよう
無い記憶よりは幾分かマシになるかもしれない
弁当のオクラ
おふくろの味は国によって変わるし、国々を歩く人間にもおふくろのあじってちゃんとあるんだなぁって話が書いてあった
これを読み切った後、学生のころ弁当に入れてくれていたオクラが思い出された
たぶん火が通ってて味付けのされてあるオクラが1~2本、よく入れられていた記憶がある
いつも自分より早く起きて弁当を作っていた母があのオクラをどう料理していなのか今だによく分かっていない
他にも調理工程を見ていない為にどう作られたのかわからない料理があったなぁと思う
けど出してくれた料理がいつも美味しかったのは覚えている
今ではどう作ってんだかもわからないし、どこの国ともつかぬ料理を私がしているわけだが、ちゃんと美味いものに仕上がるってとこも遺伝してくれて良かった
雑まとめ
ヤマザキマリのエッセイはやはり面白い
フェイジョアーダ作ったことなかったな
繊維質が崩れるまで煮る料理は安い美味い、早くはない
デパ地下の惣菜、今度試してみよ