サービス業で身についた「アンコントローラブル」への耐性
おはようございます☀️
社会福祉士のぽこです。
人生の足取りを軽くして、もっと明日にワクワクするような内容を発信しています💐
「この仕事は好きだけど、精神的にしんどいな・・・」
「朝起きるのが憂鬱。1日のスタートにワクワクしない。」
そのモヤモヤを、ワクワクに変えるための気づきをまとめたブログです。
◇はじめに
私は学生時代、サービス業のアルバイトの経験があります。
回転寿司にコンビニ、ブライダルに子どもの施設・・・
自分のペースより、他者のペースを大切にする仕事でした。
この記事では、それらの経験を通して身についたとある生きる力についてお話ししています。
・アンコントローラブルへの耐性
私が身についたと思う生きる力とは、アンコントローラブルな出来事への耐性です。
自分にはコントロールできない出来事が起きると、人は少なからずストレスを感じます。
心理的リアクタンスという言葉を聞いたことはありますか?
宿題をやろうと思っていたところに、母親から「宿題やったのー!?」と言われてやる気を失った、なんて経験はないでしょうか。
自分の判断で宿題をやろうと自己決定していたところに、母親からやれと言われてやるような感じがして嫌になった。
そんな心情を、心理学の用語で心理的リアクタンスと言います。
自分で決定できないことに、人間は強くストレスを感じるものなのです。
・ランダムな来客に鍛えられた
コンビニで商品陳列の仕事をしている途中に限って店内が混み合ったり、揚げ物のストックをしようと思っている時にレジが大混雑したり。
回転寿司でもブライダルでも同じですが、自分がこれしよう!と思っている中で、それよりも優先しなければならない出来事=お客様の来店がある。
最初は、それがとても大きなストレスになっていました。
自分の思うように仕事ができない!
今は商品の陳列をしたい時間なのに、お客さんが途絶えなくてそれができない!
そんなストレスを感じながらも、どうしようもない。
ストレスを抱えながら仕事をするしかありませんでした。
・耐性と変化
最初はストレスで仕方なかった仕事。
ですが、しばらくサービス業を続けていたら、心情に変化が起きてきます。
日常生活においても、他者に対して寛容になったのです。
私は、バーチカルタイプの手帳を使ってタイムスケジュールを綿密に組み、計画的に行動するタイプでした。
何時に起きて何をして、どこで働いてどんなタスクをこなして1日を終えるのか。
綿密なスケジュールをこなすことが好きだったのです。
ですが、毎日うまくはいきません。
一人暮らししているならまだしも、家族と暮らしていたり、友人から思いがけない頼み事をされたり、食事に誘われたり。
人生はどんな場面においても「思いがけない出来事」がついてまわります。
綿密にスケジュールを組むのはいいですが、組んだ後に遂行できないことが強くストレスとしてのしかかっていました。
しかし、サービス業でのバイトを経験するにつれ、だんだんとその感覚が薄れてきます。
「思い通りにいかないこと」に対して、それほど大きなストレスを感じなくなってきました。
仕事を通して何度も何度も、自分のコントローラブルな範囲を超えた出来事と向き合ってきたからだと思います。
心理的リアクタンスと、うまく付き合えるようになったのです。
・他者と生活する意味
私は結婚してもうすぐ1年になります。
母と二人で暮らしていた時には、たまに兄や父が赴任先から帰ってくると「お兄ちゃんたちは起きるのが遅いから生活が崩れる!」とゆっくり寝ている二人を叩き起こしていた記憶があります。(ごめん)
その時、ライフスタイルの価値観が合う人と結婚しなくちゃなぁなんて思いました。
しかし今の夫を見ていると、4:40に起きる私とは違って休日は10:00起床。
寝る時間は私と同じ22:00頃なので、赤ちゃんか?というほど長い睡眠時間です。
何時に起きてくるかもわからない、昼間どこかに出かけたいのか?さえも起きてからしかわからない。
今日の計画が立てられないじゃないか!と思いつつ、計画しない時間の過ごし方を教えてもらっているなと感じています。
人生は計画通りにいかない。
私一人で生活していたら、頭ではそうわかっていても、計画通りにいかない自分を許せずにいたかもしれません。
夫と生活する中で、他者の時間軸を体感し、受け入れつつあります。
おわりに
他者との関わりを避けるのは簡単です。
苦手な人に「無理にでも関わりなさい!」と言うつもりはありません。
しかし、自分のペースで生きることに慣れれば慣れるほど、不測の事態への耐性が低くなってしまいます。
積極的に思い通りにいかない状況(他者と関わること)をつくり、アンコントローラブルな出来事への耐性をつけていくのはいかがでしょうか。
心の筋トレだと思って、ぜひ取り組んでみてください。
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