『ニンジャスレイヤー』(2015年4月頃~7月頃) ステルスリアクション・エクストラ001
(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)
前回はこちら。
最上段の埋め込みツイートはまさしくこの記事や企画、あるいは筆者の主張を「前提を共有しない立場」から見た場合の解釈を表していると言えるだろう。
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「名状しがたき」はクトゥルー、正気度に関わる。詳しくは「西尾・忍殺」を参照。
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キリスト教的なものは他にもあったろうが、ヨコズナがアダムとイブに準えられるシーンはインパクトがある。
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筆者はいつの頃からか「批評の呪い」にかかっているような自覚があった(批評せずにはいられない、というもの)。だがこの時期、一度は試みて「ない」と判断した「創作意欲」から自身が完全に解放されてはいないことを悟り、このようなツイートに至った。「創作の呪い」である。
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『イデオン』を基点としたとロボット物の分析と、そこに描かれる文明論的なテーマ。
翻訳チームがこのような論題に反応するのは、『ニンジャスレイヤー』が歴史寓話であるからだと推察される。
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かなり間が空いているが成長するヤモトの戦い方のひとつに使われたのであれば喜ばしい。
ちなみにこの三本目の刀を飛ばすタイプの三刀流には元ネタがあり、その漫画では両手に二刀、三本目は糸か何かを結びつけて飛ばしていた。
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「マーケット・ガーデン作戦」を描いた映画『パットン大戦車軍団』のネタ。翻訳チームは元ネタを書くと捻って反応し、捻って書くと元ネタで返してくるなど、対応に一工夫入れてくるので面白い。またこうしたことを標準的な対処として習得している熟練度は、ひとつの評価基準となることもある。
(2016年4月15日付記・「マーケット・ガーデン作戦」を描いた映画は『遠すぎた橋』で、パットンは同作戦で囮役だったため名前だけ登場。クリスマスネタも『遠すぎた橋』のもの。翻訳チームがモントゴメリーではなくパットンを持って来た理由は不明{キャラが起っていて強力だったから? あるいは全く無関係か})
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敬意。
筆者は特にクリエイターに甘く言論人に厳しいのではなく、単に「出典明記の義務」の有無で判断している。その上で、無名の素人から盗用して関心を集め、人気を得ようという言論人の所業は不正であるだけでなくその利益(人気や洞察力や判断力は評価を高め、利益を増大させる)は不当なものであり、更には受け手をたばかる詐欺的な手口であると考えている(およそそのような輩は厚顔無恥、傍若無人ゆえにいずれ鼎の軽重が問われるだろう)。
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容赦。デス。虚無。
『ニンジャスレイヤー』のアニメ化に伴い行われたミート・アンド・グリート企画に関するもの。
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ちなみに。
悪ノリしたヘッズ達のなんかによって死と虚無の王が降臨。みんなキングを扱い兼ねている中、僕が直接キングに質問したツイートが採用されたりもした。
多分今、favstarでのベストツイートはこの時これ。
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前述の『機動戦士ガンダム00』や『伝説巨人イデオン』を受けてのものと思われる。
『タイムシフターケイン』の詳細は省く。
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メディアと事件の扱い。
情報環境の変化は偶然か必然か作中の世相でも重要な主題として前景化してくるものだ。
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歴史寓話について。
当初有料記事だったが購入者が皆無だったため、無料公開に踏み切った。それへの応答がワンセンテンスではなく十分に長いシークエンスで行われたことで、決して軽くはない意味がソリッドな感触として受け止められた。
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スナック感覚。
この頃からか、リアルタイムのコメントにリアクションされる頻度が増してくる。そもそも翻訳チームは実況タグの反応をチェックしながらリアルタイム翻訳しているものと推測されるが、特にこの時期から、筆者を僅かでも表に出そうとする動きがあるように思われた(それは今以て継続しているようであり、とてもありがたい)。
(続く)
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