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失敗も左遷も“当たり前”|読書note「人生の教養が身につく名言集」

教養、ってなんか惹かれません?
新しい仕事に移るにあたって、何の本読もうかな~とあんまりテーマを絞れないままにPrimeReadingを開いて、目に留まったのがこの本でした。

1,読了直後の率直な感想

「哲学とか、そういう本をもっと読みたくなる」そんな本でした。

というのも、この本はこれまで膨大な量の本を読んできた著者が、解説とともに名言を紹介している1冊。読めば読むほど「自分もこういう引き出しを持ちたいなぁ」と、本を読むモチベーションが爆上がりしちゃいました。

2,心に響いた言葉

歴史を知ると「失敗が怖くなくなる」
(中略)
なぜなら、人間の歴史を見ると、人間が望んだことの99%以上はじつは実現していないのです。つまり、ほとんどの人が失敗をする。
(中略)
ということは、たとえ自分が失敗しても、多数派になるだけ。99%の1人になるだけです。別に恥ずかしいことではありません。「私はやっぱり多数派だったんだ」ということが確認できるだけです。
そう思ったら、若いころから失敗が怖くなくなりました。「みんなが失敗するのだから、ダメもとの気持ちで気楽に挑戦すればいい」
すべてこのスタンスで通してきました。そして、もっと大切だと思うのが、どうせ99%の人が失敗するなら、自分の「やりたいこと」に挑戦したほうが、自分の気持ちの中で納得がいくからです。

一番はコレですね。
「多くの人が出世できないもの」とか「左遷される人も多いし、いい本書いてる人は左遷されて暇になってる間に書いてる人も多いよね」とかも書かれていて。

なんにせよ、「うまくいかないのが当たり前」というマインドセットが目からうろこ。うまくいかないとすごく落ち込んでしまうタイプなので、「そんなこと気にしすぎずに行こう(`・ω・´)」と元気をもらえました。

3,読んでどうなる?

本が読みたくなる&肩の力が抜ける、ですかね。

99%が失敗する、だけじゃなくて

  • 非常事態こそ、大将はよく寝て食べて、心身の健康を保つべし

  • よいことをしても「天と地と自分が知っている」ことに満足しよう

  • 100%の力を発揮すると期待する方が間違っている。2~3割を前提にする

  • 力強いとは、相手を倒すことではない。自制力を持っていること

  • 風が吹かなければ、凧は上がらない。大きい世間の流れに身を任せよう

など。世界を大局的に見て、良くも悪くも自分の力でどうにかできることの範囲を現実的にチューニングしてくれます。

4,こんな人におすすめ

「最近読む本、ビジネス書ばっかりだな~」という方にオススメです。

理由は2つ。

1つ目は肩の力を抜けるから。
ビジネス書を読みまくってるときって、前に前に前に…気負ってる時だと思うんですよね。この本を読むと、人の世とはさもありなんといい感じで肩の力を抜けるかな~と感じました。

2つ目は、それ以外の本も読みたくなるから。
歴史書や哲学書、シェイクスピアなど名言が見つかりそうな本を読みたくなって読書の幅が広がるんじゃないでしょうか。

本書の中には良書の選び方も書かれていますし、それぞれの名言が誰のものかも書いてあるので、気になった名言の発言者の著作を読んでみてもいいかもしれません。

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