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hinata coffeeの焙煎
今回は、hinata coffeeの焙煎についてお話しします。
焙煎とは煎ること。コーヒーの焙煎は、皆さんが知っているあの茶色いコーヒー豆にする作業です。(以前、《好きなコーヒーを見つけよう〜焙煎編〜》の記事で少し触れています。)
そもそもコーヒー豆って何なのか?hinata coffeeではどんなことに気を配りながら焙煎しているのか?
ざっくりではありますがお話ししていきます♩
◎コーヒー豆って元々は何?
皆さんのよく知っているコーヒー豆ですが、
実は元々はコーヒーチェリーの種です。豆だけど豆じゃない!
コーヒーノキに白い花が咲き、その後にできるチェリーの種を精製処理して、
焙煎前のコーヒーの生豆になります。(めちゃめちゃざっくり説明してます。)
この、コーヒーチェリーの中の生豆に、熱を加えることで化学変化が起き、
茶色いコーヒー豆になるわけです。
果物の種を煎ってコーヒー液にして飲んでるって、とっても不思議ですよね!
ちなみにチェリーは、ほとんど果肉がなく、美味しくないです(一回食べた)。
わたしの元には、収穫後に精製処理され、しっかり乾いた状態の生豆で届きます。
◎1回目のハンドピック
hinata coffeeの焙煎は、まずハンドピックで欠点豆を取り除くことから始まります。
欠点豆とは、虫食いのある豆やカビの生えた豆、形の悪い豆の事です。
これが少しでも混ざってしまうと、コーヒーにえぐみや雑味が出てしまいます。
焙煎してしまうと見つけにくくなってしまう欠点豆もあるので、
焙煎前にしっかり取り除きます。
取り除いた欠点豆の一部
◎焙煎
焙煎機がしっかり温まり(焙煎機内の温度は240度くらいまで一度上げます!夏はひたすら暑いです、、)、
ハンドピックが完了したら、早速焙煎に取り掛かります。
1分毎に焙煎機の温度を記録して、火力の確認をします。
今だ!というタイミングを見逃さないように、豆の状態を観察しながら、
火を止め窯出しします。
数秒の違いで焙煎豆の状態も変わるので、
窯出し直前まで、豆のしわ・色・匂い・煙・音を観察しています。
途中、ハゼといい、豆が膨張して細胞が破壊され爆(は)ぜる音がします。
1度目のパチパチ激しい音を1ハゼ、2度目のピチピチと爆ぜる音を2ハゼと言います。
中煎りは、1ハゼ終了から2ハゼに入る直前のしわが伸びたつるんとした一瞬を。
中深煎りは、2ハゼ開始から数秒のベストな状態を。
深煎りは、2ハゼが1番活発で豆に艶が出る瞬間を。
それぞれ観察して煎り止めの瞬間を見極めます。
窯出し後はしっかり冷まし、熱が取れたら計量します。
減少率の確認をし、結果を記録します。
(これが0.1g単位でぴったり合った時は、ガッツポーズしています!)
◎2回目のハンドピック
焙煎後に2度目のハンドピックを行います。
1度目と同じ、欠点豆を探すのはもちろん、
それに加えて豆全体が出来るだけ均一になるように、
浅煎り気味・深煎り気味の豆も取り除きます。
コーヒー豆も農作物なので、同じ農園の同じ時期に収穫された豆でも
大きさや水分量等どうしてもばらつきが生じてしまいます。
まとまりのある味になるように、ムラをできる限りなくしています。
◎完成!
いかがでしたでしょうか?
コーヒーの焙煎がどんなものなのか、少しでもイメージしていただけると嬉しいです♩
なんとなく焙煎しているのではなく、
小さいお店だからできる丁寧で細かな作業にこだわりを持って、
美味しいコーヒー豆になるよう日々心がけています。
もっともっと美味しく焙煎できるよう、これからも日々精進してまいります♩