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おすすめ靴下ブランド

こんにちは!
東京で靴下を作る仕事をしている 出沼妃那と申します。
このnoteでは、
’’デザイン+職人技=日本の美、文化。これを後世に受け継いでいく’’
をテーマに、これまでわたしが経験してきた、美大生、デザイナー、製造現場の職人として、それぞれ違う立場から見えてきた課題に向き合い、得た解決策やもの作りに役立つ情報を、これからの日本繊維業界を盛り上げていくひと達への一助となる発信をしていきたいと思っています。

職業柄、可愛い靴下を見つけると、裏返して製造方法を想像したり、
どんな糸使いをしているのかな、とまじまじと観察してしまいます。
そんな中見つけた、おすすめの靴下ブランドをご紹介します!

COQ

COQ(こきゅう)は、わたしの恩師 梶原加奈子さんのブランドです。
梶原さんは、日本各地の繊維産地と繋がり、直接工場とやりとりしながら生地開発をしています。そして、世界のハイブランドにmade in JAPANの生地をプレゼンしています。そんな世界が認める梶原さんのテキスタイルの世界を存分に味合うことができるブランドです。

まず、カラフルなデザインに目がいきますが、靴下編み機の制限や製造工程をよく理解されているデザインでもあります。計算し尽くされたデザインに、作り手も成長せざるを得ない、そんな凝った靴下だと思います。また、工場に残っている糸を使って限られた色を上手に合わせているのも「色の魔術師!!」といつも感嘆するばかりです。


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わたしは、こちらのハイゲージソックスが好きなのですが、
日本をコンセプトに色や柄のデザインをしているそうです。
水彩画で描かれたような繊細な花柄、日本の四季を感じさせる配色、どこか懐かしい記憶を思い出させてくれるようなノスタルジックなデザインが、日本らしくもあり、人間心を揺さぶる詩的な靴下だなぁと思っています。


TRICOTE

ブランド名でもある「TRICOTE」はフランス語で「編まれた」という意味だそうで、オリジナルのものづくりにこだわり、ニット生地の開発をしているそうです。そんなニット専門家がデザインするソックスは、凹凸ソックスや幾何学模様がとても印象的です。また、ニットではなかなか表現が難しいグラデーションを、3Dプリントを使い、かっこいい靴下を作っています。キッズサイズもあるので、親子でリンクコーデができるのも魅力的だと思います!


以上、作り手からみたおすすめ靴下ブランド3選でした。
皆さんのお気に入りのブランドがあったら教えてくださ〜い!


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