見出し画像

鮮やか色の極薄ソックス

黒、白、ゴールド、茶色のショートブーツをそれぞれ1足以上、所持している。よく履いているのは黒と白。

綿の靴下だと滑りが悪いし長さも半端、絹の靴下は高価な上にあのキュキュッと軋むような感触が苦手で、なんとなく厚めマットなストッキングを履いていた。最近はショートブーツにスカートを合わせることはないので、「パンツの下に」である。

たいして寒がりな方でもなく、寒さの厳しい土地にいるわけでもなく。「薄さの合う靴下」にもっとも近いのがハイデニールのストッキング、という消極的選択。裏地のないウール地パンツの下にストッキングを重ねると滑りが悪くて動きがもっさりするし、おまけに必ず黒とか茶とかボルドーという地味な色しか手持ちにない。なんとかしたい。

夏の某デパートのセールで、Falkeのライラック色の靴下を見つけた。色(と、割引率)だけを気に入って買い、しばらく新品のまま引き出しに仕舞って忘れていた。

秋も深まったある日、いざショートブーツを履こうというときに、この靴下が目に留まる。薄地だし明るい綺麗な色だし、これぞ理想のショートブーツ用ソックスではないか!

まさに80デニールのストッキングみたいな編み地で、清らかで鮮やかな色はもちろん、マットのアイシャドウみたいな質感も素敵。光るバッグを持つことが多いので、靴下は無地でマットな表情で、なるべく陰影のない方がいい。座ったときにパンツの裾から一瞬チラッと見えると、さぞ粋であろう。

オレンジとかロイヤルブルーとかも欲しい。黄色もグリーンもショッキングピンクも欲しい。絵の具みたいに12色セットとかで売ってくれないだろうか。とりあえず次回のセールを待ってみる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?