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「読まれる」ためにもっとも重要なこととは?
Webメディアのほとんどが考えるのが
「どうすれば、検索エンジン(YahooやGoogle)に上位表示されるか」
ということ。
(昨今ではあまり意識しないメディアも増えているようです)
その工夫をすることを「SEO対策」と呼びます。
(厳密には、SEOのみで「検索エンジン最適化」なので、その対策というとちょっと変ではありますが、現状はこう呼ばれています)
「SEO記事」とは本来「SEO対策をほどこした記事」のこと。
しかし現在では、その「対策のみに終始したような記事」、つまり「検索に引っかかりやすい語句をひたすら並べただけの内容のない薄っぺらな記事」を「SEO記事」と呼んで軽くディスる風潮があります。
わたし自身もかつてはSEO記事を書いたことはありますが、現在はSEOをあまり意識しないメディアに寄稿しています。
ヤフーニュースに寄稿するようになってしみじみ感じたことがあります。
結局、SEO記事対策で大事なのは、「意図的に引っ掛かりやすくする」ことではない、ということ。
ベルばら記事が「マリーアントワネット」でTOP表示!
じゃあ何が大事か、といえば、「評価されること」です。
つまり、GoogleやYahooが「この記事は読者にとって有益である」と評価すれば、上位に表示されるのです。
(とはいえ、GoogleもYahooも検索アルゴリズムを公開していないので、これは筆者の感じたことではあります)
たとえば最近のこの記事。
「ベルばら 食事」でTOPに出ます(2/11現在)。
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マリーアントワネットでは、Wikipediaの次に表示(2/8現在)。
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東洲斎写楽はGoogleで特等席に表示!
その前にヤフーニュースに書いた記事は、写楽と唐丸について。
写楽はよく検索されるのか、Googleでは画像が組まれています。
その特等席にわたしの記事が!(2/11現在)
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なぜか画像は中で使ったこれに変わっています。それもGoogleが判断したのでしょう。ここには写楽の描いた絵を載せる方がベターだということなのかも。
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検索結果は日々変化するので、数日後には下がってしまうこともあります。でも、話題になるとかなり検索されるので、数日でも効果絶大。日本全国だと相当数にのぼるので、やはり検索エンジンに上位表示されるのは強い。
ここまで読むと「結局ヤフーで書くから強いだけでしょ?」といわれそうです。
でも、わたしがヤフーニュースに書いた50本強の記事のすべてが上位表示されているわけではありません。
やはり内容が「しっかり書かれて」「わかりやすい」ものは評価されたように感じます。
Yahooじゃなくても上位表示は可能
こちらは中日新聞のWebマガジン。
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2/8のランキング、5位中4つがわたしの記事です!
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これも、1位の記事はランキングの常連で、結構1位になることが多いのです。
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というのも、検索「名古屋 東 西」でTop表示されるからなんです。
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名古屋が西か東かが気になって、検索する人は意外と多いのですね!
人の手による人のためのモノ、が一番強い
SEO対策を考えるときはつい目線が「アルゴリズム」などの「人の作った人工物」に行きがちだということ。
でもその先にあるのは、常に人間だということを忘れないことが大切かな、と思います。
わたしの書いた記事はだいたいちょっと長いのですが、かなり調べて情報を盛り込んでいるので、読みごたえはあります。逆に短すぎる記事はあまり評価が高くないようです。
また、わたしもSEO記事の経験があるのでわかりますが、きちんと整えた文章に「この語句を埋め込んでください」と指示されて入れると、まぁほとんどの記事は、文章が不自然になるんです。
不自然な文章といえば、AIによる文章がよく話題に上ります。おそらく検索エンジンでAIが書いたと判定されれば(判定するのもAIかもしれませんが(笑))評価は下がるでしょう。
つまり、不自然な文章を載せることは、SEO的には逆効果かもしれないのですよね。
もちろん、もっと真っ当なSEO対策をしているメディアなら、さりげなく入れすぎない範囲で対策をおこなっているのだと思います。でもそれを実行できるのは、かなりの書き手と優秀な編集者の連携が必要です。
結局は、「人が人のために役に立つ、おもしろいもの」を「人がちゃんと頭で考えて書いたもの」が強い、ということなのだと思います。
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