男女が長く良い関係を続けるために
フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。
「男女の間に友情は成立するのか」は永遠に答えの出ないテーマかもしれません。持論ですが、お互いに「恋愛はないな」と思ってる場合にのみ友情は成立するんだと思います。
男女で違う「友だちの定義」
ここで問題があります。
一般的に、女性は「恋愛相手としては見れないけど、嫌いではない男性」に友情を感じ、二人で会って語り合ったりするケースが多いようです。。
しかし、一般的に男性は「恋愛対象にならない女性」と二人で会いたいとは思わないみたいなんですよね。もちろん「多くの男性」であり、すべてではありませんが。
ワタクシごとですが、今のオットに最初に誘われた時のこと。彼が自分よりかなり年下でもあり「これはデートなのか?」と悩んである男性に相談したところ「男はその気のない女と2人きりでは会わない」と助言されました。
誰もがそうとは言い切れませんが、たまたま助言した人とオットはそういうタイプ。わたしも彼に好意があったため、こうして結婚に至りました。
難しい問題ですよね。双方が「その気」ならよいけれど、一方通行はどちらも不幸です。
じゃあどうすれば「友だち」でいられるのか
お互いに「フリー」の場合、友だちでいるのは難しい気がします。特に男性から「あわよくば」の想いが消えないと、「真の友情」は難しい。
男性たちに聞いてみると、男性も女性と友情をはぐくみたいとは思っている。けれど、つい「期待してしまう」んだそうなのです。
男女で友だちっぽくふるまっている2人の場合、女性は「友だち」だと思っていても、男性の方は「実は好き」というケースは多いようです。
片方、とくに女性が一方的に好きな場合は、セフレになってしまうケースも。そうなると純粋な「友情」は遠のいてしまいます。
単純に言えば、長く続かせるためには「性的な関係にならない」ことが大事だと思うんですよね。
「男に見えない人」と恋に落ちる瞬間
「男性と長く良い関係」を続けるって難しいです。
相手がいても、倦怠期だったり、よそに目が行ってしまいがちだったりすると、あっという間に不倫カップルのできあがり。そんな話は飽きるほど聞きました。
飲み仲間にA氏という男性がいます。頼りがいがあるナイスガイ。しかし、あまりに安定しすぎていて「男性に見えない」(失礼)とは周りの女性の弁。
あるとき、A氏とBちゃんという女性が2人で飲みに行くことになりました。2人とも既婚で40代前半。
「Aさんと飲みに行っても、絶対なにもない」
とBちゃんは言い、みんなもそう思っていたのですが・・・
一年後、Bちゃんは仲間内の集まりに顔を出さなくなり、ある日、メールが届きました。
「みんなにナイショでAさんとお付き合いしていたけど、もう限界」
えええええええっっっっっ!!!
そうか、どんなに「男性に見えない」と思っていても、2人きりで飲んだりすれば、事故に遭うように恋に落ちてしまうこともあるのですね。
「枯れて」からはじまる関係
正直、わたしが男性に「友情」めいたものを感じるようになったのは、50代になってから。今は友人と呼べる男性が何人かいます。
最初に友情を感じたのは、何を隠そうオットです。
若いころの恋愛は、相手の内面より見た目やドキドキ(刺激)に重きを置きがちです。でもそれを通り過ぎ、相手の内面を愛し尊敬するようになるとき、新しい関係がはじまります。
それが「友情」と呼ばれるもの、かもしれません。
夫婦(パートナー)の間に友情がはぐくまれるころに、ほかの男性との間にも友情が芽生える。男女としては枯れた頃に、友情は花開くのかもしれません。
もしかすると、性的な関係から始まっても、この境地にたどり着くことはあるのかもしれませんが・・・そこまでたどり着けたら、本物かもしれませんね。
本日も「熟成下書き」(2021年5月・2年半)でした!タイトルもつけてなかった!
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