アンテナを畳んでみては?
こんにちは、日向たかしです。
これまで2回自己紹介をしてきました。
もう少し、私の経緯を知ってもらおうと思い、過去のエピソードを記事にしてみます。
ある日のセッションで、カウンセラーが私に言いました。
「日向さん、少しアンテナを畳んでみてはどうですか?」
この言葉が私の心に深く残りました。
その時は、何を言われたのか理解できませんでしたが、時間が経つにつれて、その意味がわかるようになりました。
幼少期から振り返ってみますと、
「他人が叱られているのに、自分が叱られているよう」
「周りの雰囲気を勝手に読み取ってしまい、その場を取り繕ろうとする」
「無意識に他人の顔色を伺ってしまう」
心休まること無く、そんな場面ばかりでした。
心のアンテナとは?
まず、「心のアンテナ」という言葉について説明します。
この表現は、私たちが日常生活で経験するさまざまな情報や刺激に対する感受性を表現するために使われます。
特にHSPの人々は、このアンテナが非常に敏感で、周囲の環境や人々の感情、さらには見えない微細な変化にも反応してしまうことがあります。
私もその一人だったのです。
日常生活の中で、職場や家庭、公共の場においても、常に周囲の状況を敏感に感じ取り、その影響を受けてしまっていました。
この敏感さは時に役立つこともありますが、過度な感受性は心身に大きな負担となっていました。
HSP(Highly Sensitive Person)とは?
一言で言えば「過敏」です。
音や光、匂いなどの物理的な刺激に対しても敏感に反応しますが、それ以上に他人の感情や雰囲気、微妙な空気の変化にも影響を受けやすいのです。
家庭や職場でのちょっとした緊張感や周辺人物のイライラ感にさえも敏感に反応し、自分のことのように感じてしまう特性です。
アンテナを畳むということ
「アンテナを畳む」とは、過度な感受性を少し抑え、自分自身の心を守ることを意味しています。
HSP性質の特性は、常に周囲の刺激を受け入れ過ぎてしまう傾向があると言われています。
ただ、敏感であるが故にとてもとても疲れてしまいます。
そのため、時にはそのアンテナを意識的に畳むことが必要なのです。カウンセラーは私に対してその疲れを少しでも軽減させようと発した言葉でした。
でも、簡単に畳むことは出来ませんでした。
方法も分からないですし、長年当たり前の行動(反応)でしたから
HSP(Highly Sensitive Person)の特性
一般的に言われる具体的な特性を挙げます。
感受性の高さ
ポジティブ:美しい芸術や自然に対して深い感動を覚えることができる。
ネガティブ:情的な映画やニュースに強い影響を受けやすく、精神的に疲れやすい。
共感力
ポジティブ: 他人の感情や気持ちを深く理解し、寄り添うことができる。
ネガティブ:他人の感情に影響されやすく、自分の感情が混乱することがある。
洞察力
ポジティブ:物事の本質や隠れた意味を見抜く力がある。
ネガティブ: 過剰に分析しすぎて、不安やストレスを感じやすい。
細部へのこだわり
ポジティブ:高品質な仕事をすることができる。
ネガティブ:完璧主義になりやすく、些細なミスが気になってしまう。
感覚の鋭さ
ポジティブ: 音、色、匂い、味などに対する感受性が高く、これらを楽しむことができる。
ネガティブ: 騒音や強い光など、環境の刺激に過敏に反応しやすい。
感情表現
ポジティブ:自分の感情を豊かに表現し、他人に感動や共感を与えることができる。
ネガティブ:感情が激しくなりやすく、ストレスや不安が高まりやすい。
誠実で責任感が強い
ポジティブ: 信頼される存在であり、約束を守る姿勢が評価される。
ネガティブ:責任感が強すぎて、自分を追い詰めてしまうことがある。
高い倫理観
ポジティブ:強い正義感や公平感を持ち、社会正義や人権問題に積極的に関わることができる。
ネガティブ:理想と現実のギャップに悩み、ストレスを感じることがある。
内面世界の豊かさ
ポジティブ:深い洞察や哲学的な思考を持ち、精神的な成長を大切にする。
ネガティブ:内向的になりがちで、孤独を感じることがある。
繊細なコミュニケーション能力
ポジティブ:他人の微妙なサインや非言語的なコミュニケーションを理解する能力に優れている。
ネガティブ:他人の言動に過敏に反応し、傷つきやすい。
今回は特に上記の、ネガティブな面だけをピックアップしてみてください。
ストレスと常に向き合っていると思いませんか?
過去の私は、己のこのネガティブな面に対してのみ対峙していたのです。
次回以降、どのような段階を経てアンテナを畳むことが出来て行ったかを書いていきます。
このnoteでは、過去のエピソードなども深堀りをしてブログ化していますが
全体的なストーリを1冊にまとめています。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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今回も、ありがとうございました!