見出し画像

再確認した好きを大事にしたい9月の金山町コラボ読書会の振り返り

とてもよい読書会でした。今回の読書会に参加して勉強になったという感想をいただき、たしかにそうだと思える読書会でした。


金山町コラボ読書会とは


この読書会は、世田谷区尾山台にあるタタタハウスで読書会を開催している私と、秋田県金山町で地域おこし協力隊として働いているよっしーさんが共同で開催している読書会です。

PCのビデオ会議ツールを使って、二拠点で開催しています。

よっしーさんが本に関する居場所を作りたいとあるところで聞き、面白そうだからなにかコラボしたいと思ったのが開催するきっかけでした。

下記、よっしーさんの紹介記事&動画。

今回は2回目の開催です。本の持ち寄り式で行い、持ってくる本のテーマは「バイブル」でした。各自思い思いの本を持ってきてくれました。

ちなみに、本日の参加者は、主催者含め8名です。

本の紹介

全部の本は紹介できませんが、私が印象に残った本を紹介していきます。

ハイキュー!!

紹介してくださったのは、高校生時代にバレーボール部だった方でした。強豪校でバレーボールをしていて、とても練習が苦しい部活生活だったと伺いました。

体育館の壁には「なんのためにここにいるのか」と書いてある紙が貼ってあり、潜在意識にまで追い込みをかけるような部活だったそうです。

そんな部活に入って、早く部活を引退したいとすぐに感じました。

でも、『ハイキュー!!』の漫画のように、苦しさの中に楽しさを見つけられたら、もっと違った部活生活だったのではないかと話している姿が印象的でした。

たしかに、単純な苦しさだと人は物事を継続するのが大変そうです。しかし、月並みな言い方ですが、苦しさの中にも好きを見出すことで見える世界があるようです。

私は未読ですが、この漫画は厳しい世界も描いているのですね。

そして生活はつづく

この本は、社会人2年目の方が自分を自分で制しているところを窮屈だと思い、もっと気持ちよく自分の生活の選択をしたいと思って持ってきてくれた本です。

たとえば、学生の頃は飲み会というと「オールで参加するぞ~!」 という気持ちがあったそうですが、社会人にもなると「明日仕事だから抑えないと」という気持ちがあり、それほど楽しめていない様子でした。

この本は、気持ちを抑えなくてもいい姿勢を学べた本です。

みなさんご存知の星野源は、自分の好きを体現し仕事にしている人だそうです。彼の音楽もそうですし、役者としてもそうです。このようなエッセイも彼の仕事の一つです。

好きを仕事にするには努力と根性が必要らしいですが、彼の生き様を見るとそれも生き方の一つなのかなと思わせる納得感があります。

自分の好きを好きでいていいんだと教えてもらえる一冊でした。

100万回生きたねこ

言わずもがな名作である絵本です。この絵本のオチを言ってしまうと、最愛の妻がなくなったことにより、悲しみに暮れたねこはもう生き返らなくなったという話です。

結局自分自身で選んで愛した人(ねこ?)が人生のすべてだったのかもしれません。

この絵本の紹介を通して、作者の佐野洋子さんは思想的な事柄をわかりやすく人の心を揺さぶるように書いていて、その技術がさすが作家なのだなと思わせるところがありました。

表現者として学びたいところですね。

まとめ

読書会とは関係ありませんが、私が夜勤明けの翌日の開催ともあり、思った以上に頭が回らないことを実感しました。会を開くには、体調管理も大切ですね。

今回の読書会の開催前までは、どんな読書会になるのか想像も付きませんでしたが、思った以上にテーマの「バイブル」が効いてとてもいい会になりました。

私自身も今回の読書会を通して、自分自身の「好き」を大事にしようと改めてそう思えました。

さらに「人の内面的な話が多かった」との感想をいただきましたがその通りで、しかも内面的な話が私は好きなようです。いや現実的な話ももちろん好きだと思いますが、最後は気持ちで勝つじゃないですけれど、心の中で大事にしたいものは大事にしたいと思える会でした。

読書会後、参加者から「愉しかった」とのメッセージもいただき大満足です。

私の読書会人生もまだ2年目です。しかし、飛躍の2年目だと感じていて、さらに内容のいい会を作っていけたらと思っています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?