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身体と脳を発達させる遊びとは
脳や体にとって発達を促す遊びとは大まかに分けて
4つ紹介します。
1.わらべうた遊び
このブログでは何度も紹介しているわらべうた遊び。
あぶくたった・花もんめ・だるまさんがころんだ
おにごっこ等、今は伝承遊びと言われてしまい
「昔遊び」として扱われることが多いのですが、
ルールが簡単なので遊びに入りやすく、
年齢の幅も問わないものが多いです。
しかし、ルールにはなくても思いやりがないと
なかなか成立しないのが遊びの特徴です。
「人にやさしくしなさい!」と叱るよりも、
わらべうた遊びを一緒にする中で
楽しく社会性を学んでいくことができます。
2.五感遊び
『「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。』とレイチェルカーソンも言っていますが、百聞は一見にしかずとばかりに子どもたちは見て確認したい、触ってみたい…と体験を学習スキルに繋げていきます。
聴覚・視覚・触覚・味覚・臭覚の五感が人間に快・不快を与え、感情を揺らします。
感覚統合療法も五感遊びが原点です。
自己感、他者感を作るためにも自分の感覚を知ることから始まります。
泥遊びや水遊びの感触遊びや揺れる遊び、音の鳴る玩具など遊びは様々です。
3.じゃれつき遊び
スキンシップをとって遊びます。おんぶ・抱きしめ・こちょこちょ・相撲・馬跳び…など物を使わず人と遊ぶ世界共通の遊びです。
わらべ歌もはじめはじゃれつき遊びから始まっています。
くすぐり合って笑ったり、ぶつかり合って痛がったり皮膚の感覚も使い それが感情として現れます。
言葉に頼らず相手への加減を学べる遊びでもあります。
聴覚障害のある子も視覚障害のある子も楽しめるユニバーサルな遊びです。
個人的にはネグレクト傾向のある子やマルトリートメントにいる子どもたちとの関係もこの遊びを通してだと積み重なるように信頼を深めていけました。
上に貼ってある本に出会って私の遊びへの考え、子どもへの関りを変える1冊になったほどです。
4.ごっこ遊び
テーマを理解し、そのテーマに対する知識を表現して遊ぶ役割遊びです。
大人の模倣をしたり、創造的なストーリーを展開して楽しみます。
主に言葉・仕草を使って遊ぶので、その場面に合った言葉・仕草で意志を表現したり、逆に相手の意図を汲んだりと相互的なやり取りを成立させて遊びます。
模倣は共感性を育て、自己感と他者感を育てます。
ごっこ遊びを始めたり、持続させるには大人や周りの人に興味をもってもらうことが必要となります。
生活体験を表現する遊びとしても楽しむため、楽しかった体験や印象に残った体験が遊びとして現れ、それを強化したり(※消去するの対意)、消化しようとする様子も見られます。
以上が脳と身体を育てる遊び4種です。
すぐに実践しやすい、またはもう実践中だった?なんて人もいると思います。
この4つの効果を知っているとおもちゃを購入する時もどれを買うかという迷いがぐんと軽減するはずです。
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