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「ひみつ道具」をつくっています! 第2回:ひみつ道具データベース
日本だけでなく、世界中の人たちから愛されているドラえもんの道具、「ひみつ道具」について、いい年した各業界スペシャリスト達が真剣に考え、研究活動を行なっています。第2回はひみつ道具データベースを紹介します。
ドラえもんの漫画を初めて見たのは、私がまだ小学生の頃の1970年代前半でした。それから50年以上が経過して多数のひみつ道具が生まれ、2022年の今でもTV放送をしていますので、その数はまだまだ増え続けています。
まずはひみつ道具っていったい何個あって、それぞれどのようなものがあるのだろう、そしてその特徴はどのようなものなのだろうか、というところから研究をスタートしました。なにせ我々には新しいひみつ道具をつくってやろうという大きな野望があるのですから、過去のひみつ道具の全体像を把握しなければなりません。これを実現するために、ひみつ道具データベースを作成することにしました。
元データとして採用した1つが、「ドラえもん最新ひみつ大事典」(2008年刊・小学館)という本です。この本では、約1,600のひみつ道具が紹介されているので、まずはひみつ道具の索引をOCRで読み込んで、テキスト化しました。もう1つは、テレビ朝日ドラえもん公式ページのひみつ道具カタログです。これをWeb取り込みデータとして取得し、2つのデータの重複部分をカットして一つにまとめました。すると、現時点で約2,400のひみつ道具が存在することがわかりました。さらに出来上がったひみつ道具データベースをスマホアプリ化して、メンバー間でいつでもどこでも見られるようにしました。
また、テキスト分析技術を使い、ひみつ道具のネーミングや特徴を解析しました。どのような結果になったかは展示会でお見せしたいと思います。
お楽しみに。
(担当:河上)
参考:テレビ朝日ドラえもん公式ページ「ひみつ道具カタログ」
https://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/tool/
東京都立産業技術大学院大学(AIIT)
https://aiit.ac.jp