銅鐸の考察④(銅鐸の分類)

銅鐸を学ぶにあたっての基本知識として押さえておかなければならないのが、佐原真氏が提唱した銅鐸の分類で、鈕が実用的な吊り手から形骸化した装飾へと変遷していく過程に基づいた型式的な分類である。また難波洋三氏はこの佐原分類をもとにした分類体系を唱え、それが実質的に現在のデファクトスタンダードとなっている。大まかにいうと次のようになる。

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前半部分は銅鐸研究の第一人者である佐原真氏、春成秀爾氏、難波洋三氏など各氏の論文や書籍をもとに銅鐸の基本事項を整理しているので、銅鐸の基本を学ぶことができます。後半は寺澤薫氏や森浩一氏などの論考をもとに考古学の視点も加えて自分なりに考察してみました。

謎の青銅器「銅鐸」について自分なりに調べて考えていくと、古代人の信仰の変遷が読み取れ、そして最後は邪馬台国につながりました。全12回のシリ…

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