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#1.愛媛旅行記『白鷺が誘う、愛と姫の楽園へ 〜伊佐爾波神社・湯神社〜』
太古の昔ーー。
すねに傷を負って苦しんでいた一羽の白鷺が、岩間から出でる温泉を見つけ、足を浸したところ、傷が完全に治り、元気に飛び去っていきました。
これを見た人たちは大変不思議に思い、入浴してみると、気持よく疲れが取れ、病人もいつしか回復したことから、盛に利用されるようになったのです。
それが、愛媛県の道後温泉に残る白鷺伝説。
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愛媛県へ旅立つ前日。スマホを紛失するという事件が発生。最悪スマホがなくても愛媛には行かなきゃだし・・・ないならないで、ストレスがなくなっていいかな〜。
「デジタルデトックス!」なんてのんきに考えていましたが、無事に手元に帰って来てくれました!実際には、知らない場所に行って交通機関や地図を調べられないと終わるんだけどね(笑)
『愛媛県はわたしの過去世に関係している』と、とある人に言われてから、ここもずーっと行きたかった場所のひとつで。今回は、自分へのお誕生日プレゼントとして一泊二日の旅行を企画しました🖤
一日目は、かの有名な道後温泉を満喫。二日目のお誕生日当日には瀬戸内海を渡って大三島へ。『村上海賊の娘』も読破し準備も万端!!会いたかった人にも逢いに行ける(生きてる人間じゃないけど)・・・まるで宝石箱を開けるみたいにわくわくしてるっ
今回も長くなってしまうので、何回かにわけて記事を投稿していきます。愛媛県の魅力と聖地の御神氣をたっぷりとお届けしますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
また、この旅で回収してきたピースや謎解き、裏話などの詳しいお話は後日『音秘めの神事黎明録(有料記事)』に記そうと思います。
それでは。ときめきが詰まった映えがとまらない愛媛県の旅をどうぞ!
水を繋ぎ、星を紡ぐ
世界平和への祈り
幸せくくり旅 IN 愛媛県
『白鷺が誘う、愛と姫の楽園へ』
〜伊佐爾波神社・湯神社〜
2022.03.12-13
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夜行バスに乗り、翌朝にJR松山駅へ到着。
時期的に服装に迷ったけど、旅行中はお天気もよく、ジャケットを着ていたら暑いくらいでした。
ここから道後温泉駅まで電車で行くんだけど、スマホで乗換案内を調べながら、松山駅内へ向かうも・・・あれ? 乗るべき電車がない??
駅員さんに尋ねてみると、どうやら伊予鉄道の乗り場は駅の外にあるということで、行ってみると。
・・・え? この可愛いらしいやつ?? 路面電車?! 伊予『鉄道』って書いてあるからさ、てっきり普通の電車に乗るんだと思ってたわ(笑)
道後温泉駅までは約20分。車と一緒に街中を走ります。楽しい!運賃の支払い方法も初めて体験する方法で、おつりが出ないから、ピッタリない時は車内にある両替機で両替をしなくちゃいけないんです。知らないと焦る(笑)
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道後温泉の玄関口となる道後温泉駅に到着ーー。
駅舎は1911年に建築された旧駅舎を復元したもので、明治時代の洋風建築の外観が美しい。明治ハイカラって感じ🖤 これだけでも見応えありますよね〜。駅にはスタバも入ってる!夜間はライトアップしているんだって。坊っちゃん列車の終着駅でもあります。
では早速、ホテルに荷物を預けて散策開始ー!!
伊佐爾波神社
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❖ 伊佐爾波神社とは・・・?
御祭神
❖ 神功皇后
❖ 応神天皇
❖ 仲哀天皇
❖ 三柱姫大神
御由緒
伊佐爾波神社の創建について詳細は不明ですが、清和天皇(858-876)の御代に奈良大安寺の僧 行教が、伊予の国司に請い、道後に八社八幡宮を建立した中の一社で、神功皇后・仲哀天皇御来湯の際の行宮跡に建てられたといわれています。
延喜年間につくられた延喜式にも記載されている古社で一時期は湯月八幡宮とも、さらには道後八幡とも呼ばれました。
この伊佐爾波神社も当初は道後公園山麓に御鎮座していたと推定され、建武年間(14紀前半)頃、河野氏が湯月城築城に際して今の地に遷し、道後七郡(野間、風速、和気、温泉、久米、伊予、浮穴)総守護と称えました。
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ホテルを出て真っ先に向かったのは、道後温泉のパワースポット 伊佐爾波神社。この街って意外とコンパクトにまとまっていて、行きたいところは全部歩いて回れる。駅からホテル間の道だけでも、心惹かれるものが多すぎて寄り道したくなったけど、我慢してまずはちゃんと参拝からっ!!(笑)
先程の長ぁ〜い石段は135段もあります。伊佐爾波神社はそんな見晴らしのよい場所にあるのです。がんばって上りましょう!
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石段を登り切ると目前に聳え立つ楼門。坂の下からでもその姿が見えます。伊佐爾波神社は、別名「湯月八幡」・「道後八幡」とも呼ばれています。
鮮やかな朱色の社殿は、江戸時代初期の建築ながら、京都の石清水八幡宮を模したと言われていて、大分県の宇佐神宮と並び全国に三例しかない整った八幡造りで国の重要文化財に指定されています。
楼門から左右に回廊が巡り、御本殿を四方から取り囲んでいます。回廊の南側には常盤新田霊社、左側に高良玉垂社、そして石段の中腹に素鵞社が鎮座しています。
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道後温泉の名物である坊ちゃんカラクリ時計がある放生園も伊佐爾波神社とゆかりのある場所みたいです。あとで行ってみることにしましょう〜!
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御朱印をいただきました!
135段の石段の上から後ろを振り返ると、目の前には道後温泉の街並みが広がっている。なかなかの景色。愛媛旅、開始早々からステキが渋滞してる(笑)
湯神社
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❖ 湯神社とは・・・?
御祭神
❖ 大己貴命
❖ 少彦名命
御由緒
湯神社は人皇十二代景行天皇の御勅建で、大己貴命・少彦名命の二神を奉斎する名社です。創建当時は鷺谷の大禅寺の前にあったといわれていますが、地震のため温泉埋没の際、現在の冠山の出雲崗神社の境内に奉遷し、合祀して四社大明神と称し、舒明天皇行幸のとき、勅により神殿を新築したと旧記に記されています。国司領主の尊崇篤く、神田、幣帛の奉献がありました。
又御相殿の出雲崗神社は、素盞鳴命・稲田姫命を奉斎し、人皇七代孝霊天皇の御創建で、湯神社と共に延喜式内の名社ですが、一時期右二社を御相殿に奉戴し、宝永五年に藩主の命で、境内に別社となりましたが、明治四年再び相殿となりました。
その後、時代の変革により冠山が整備され、湯神社も新築されました。
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次に、伊佐爾波神社に続く道の途中、道後温泉本館横にある冠山山頂に鎮座している湯神社に参拝です。古くは道後温泉の起源地である鷺谷(現 松山市道後鷺谷町)に鎮座していました。
地震などの天災によって道後温泉の湧出が止まった際に、湯神社で湯祈祷が行われた結果、再び湧出が始まったと伝わっている。その儀式は、今も例祭に姿を変えて引き継がれているのだそうです。
相殿に式内社の出雲崗神社|《いずものおかじんじゃ》が祀られています。
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御朱印をいただきました!
湯神社は、伊佐爾波神社の西に位置するため、『西宮』とも呼ばれています。湯神社を参拝したらついでに立ち寄りたいのが・・・・・・
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湯神社のすぐ近くにある『空の散歩道』とステキな名前がついた遊歩道。足湯をはじめ、東屋やベンチ、更衣ブースなどの休憩施設も設けられている人気スポット!お庭には四季折々の花が咲く。松山を代表する俳人・正岡子規が詠んだ句碑も設置。道後温泉は文化人の街でもあるのです。
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目の前に道後温泉本館が見える〜!足湯は人気なので、人が多い時間帯は待つかもしれない。ゆっくり入っていたいけど、お湯の温度はちょっと熱め(笑)
本当は石鎚山にも行きたかったんだけど、一泊二日じゃどうがんばってもスケジュール的に難しいので・・・。欲張りはせずに、今回は道後温泉でゆっくりすることにしました。地方はさ、広くて東京の感覚で移動できないのよ(笑)
次の記事では、文化人をも魅了した道後温泉の街をぶらり歩きます🖤
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