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#2.大阪旅行記『オリオンの三つ星は☆☆☆星 〜生根神社編〜』


生根いくね神社

✿ 所在地

住所・・・大阪府大阪市住吉区住吉2-3-15
アクセス・・・南海本線「住吉大社駅」から徒歩11分

✿ 御祭神

少彦名命

✿ 御由緒

当社の創立時期は不明であるが、延喜式神名帳(西暦927年)に官幣大社として記録されており、 古来より有力な神社であった。
特に豊臣時代には、豊臣秀吉の側室淀殿の崇敬社として、片桐且元が奉行となり現在の御本殿が寄進されている。 (大阪府指定重要文化財)
当社は古くから住吉郷の郷社であったが、江戸期に神宮寺とともに住吉大社の管理となり、 明治5年に再び郷社に戻り現在は大阪市住吉区と住之江区に連なる地域の氏神様として多くの氏子崇敬者から信仰されている。
また、別名「奥の天神」(奥天社)は住吉大社の奥の天満宮を称したとも、沖の天津神(少彦名命)から出た名称ともいわれている。
さらに古伝によれば、少彦名命は造酒の祖神であり神功皇后も当社で酒を造り、住吉三神に献ぜられたといわれている。

生根神社 公式サイト

⛩ 奥の天神

大阪旅行記の第2弾は、大阪市住吉区に鎮座する生根神社を巡ります。
生根神社は、江戸時代には住吉大社の摂社でしたが、明治になり分離し独立しました。
大阪の西成区にも同じ名前の神社がありますが、そちらは当社から勧請されたそうです。

‎ ‎⬇ #1.大阪旅行記 〜住吉大社編〜

noteを読んでくださった方から、「結局、オリオンの三ツ星が何なのか明かしてないやん!」との突っ込みをいただいたので(笑)
それは最後の記事に書きたいと思います!

水を繋ぎ、星を紡ぐ
世界平和への祈り
幸せくくり旅 IN 大阪府
『オリオンの三つ星は☆☆☆星』
〜生根神社編〜
2024.05.18-19

住吉大社の参拝には、予想通りかなりの時間がかかりました。次に乗る電車の時間が迫っていたため、生根神社まで徒歩6〜7分ほどの距離を小走りで移動します。
途中、チン電こと阪堺電車の住吉鳥居前駅を通過。踏切を渡って、そのまま住宅街の中へと入っていきます。

生根神社は、Googleマップで住吉大社周辺を検索していたところ、『奥の天神』という名が目について氣になりました。いま地図を見ていて思ったけど、もしかしたら遠回りしたかもしれない!(笑)
近くにある住吉公園も氣になっていたんだけど、時間的にそっちの方までは行けませんでした。住吉公園の心字池はアオサギの楽園なんだって。

✿ 手水舎

 

広すぎず、狭すぎず、観光地から少し離れた落ち着いた空間となっている境内。この時には他の参拝者の姿もなかった。
入って来た西の鳥居には階段がありました。この段差は、海岸線の断層が動いて出来たものらしいです。大昔はここまで海があったのかなぁ。

✿ 拝殿

真っ青な背景に映える。拝殿も狛犬もとても立派でした!

生根神社は『奥の天神』と呼ばれていますが、祭神は菅原道真ではないんですよね。
それは、当社の境内に天満宮が祀られるようになり、天満宮が信仰を集めたため、生根神社自体も『奥の天神』と称されるようになった、という話と。
この“奥”とは、住吉大社から見て大海神社のさらに奥に鎮座したことによるもの。もしくは、『沖の天津神(少彦名神)』から出た名称だとも言われています。
確かに、住吉大社と大海神社、そして生根神社は同じライン上に並んでいる。

前回の記事で、種貸社にゆかりのある一寸法師は少彦名神に通じるという話をしました。
なるほど、少彦名神は“奥”の方に祀られていたのですね!
種貸社では、「昔ばなしの一寸法師が住吉大神の申し子だった」と語られていました。
ということは、少彦名神は住吉大神の申し子ということになる。
古事記や日本書紀によると、少彦名神は造化三神の子になるので、天神として特別視もされていました。

住吉大社から見て一番奥に鎮座している天神で、『奥の天神』というのが一番しっくりくるかな。まあ、何事も“奥”が大事であることに違いない・・・。
が、神名帳考証では当社の祭神は活津彦根命いくつひこねのみことだとしている。
活津彦根命は、天照大神と素戔嗚尊の誓約で誕生した五男三女の4番目の男神だけど、その話以外に登場シーンはない。
でも確かに、その名前の音は“生根”神社に似てはいる!

✿ 御神木

社務所の前には御神木のもちの木が立っています。
御神木としてのもちの木はあまり見られないと思いますが、もちの木は『持ち』に通じ、財産を持つ、子孫を持つことができるなどと言われる縁起のよい樹木なのです。

✿ 境内社

拝殿の裏に、稲荷社、種貸神社、塞神社、龍王社が横一列に並びます。

写真には入り切らなかった、四社のさらに右側に天満宮が祀られています。
生根神社で大事なところは、おそらくここかなと思います。

その証拠に?天満宮前の木にカラス達が降りて来て、根元に溜まっていたお水を飲んでいました。
1メートルくらいの距離まで近付いたのですが、まったく動じない。住吉大社もカラスがいたし、生根神社もカラス。そう、八咫烏なのね。
彼らは、守護者、メッセンジャー、化身でもあるけど、わたしの中では監視役ってイメージが強いかな。

こちらは、先程の一列に並んだ境内社とは反対側、拝殿の前に鎮座している天浄稲荷大神です。

✿ 御朱印

御朱印をいただきました!
御朱印を待っている間にたくさん蚊に刺されてしまって、わたしが少し怪しい動きをしていたら、それを察してくださった神職さんが「よかったらかゆみ止め持ってきましょうか?」と優しいお氣遣いをしてくださいました〜!
時間に余裕があれば、少し神社のお話を聞かせていただきたかったなぁ。

住吉大社駅に向かう途中、チン電と遭遇。
うーん・・・住吉大社って青と黄色って感じだよね。わかるー!海の青と星の黄色。
愛媛で路面電車に乗ったことを思い出すなぁ。君にも乗りたかったけど、また今度だね♪

次は、大阪の中心部にある強力なパワースポット、漢字ではない神字で表されるサムハラ神社へと向かいます。

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