【日光旅行記】庚申様が結んでくれた御縁がすてき過ぎた。
#3.日光夏詣の旅。 〜庚申山猿田彦神社と国民宿舎『かじか』編〜
群馬県桐生駅から栃木県日光市の間藤駅を結ぶローカル鉄道、わたらせ渓谷鐵道の通洞駅〜神戸駅間を往復し、神戸駅直結の列車のレストラン『清流』でお昼ご飯を食べて、それなりにわ鐵を楽しめたところで今回のお宿へと向かいます。
#2.日光夏詣の旅。〜わたらせ渓谷鐵道編〜
今回は、こちらの銀山平キャンプ場に隣接している国民宿舎『四季の彩りに風薫る足尾の宿 かじか(旧 かじか荘)』にお世話になりました。
銀山平公園キャンプ場は、庚申渓谷の雄大な自然に囲まれたキャンプ場で、庚申山や皇海山の登山口としてトレッキングのベースキャンプにも利用されています。
かじかに宿泊し、迎えた日光旅行二日目の朝。
もう7月も半ばでしたが、早朝の山の空氣は少し涼しく感じられました。
朝食を済ませたあと、銀山平公園まで歩いて行き、敷地内に鎮座している庚申山猿田彦神社に参拝しました。
この庚申山猿田彦神社が、日光旅行に誘ってくださった方がわたしを是非連れて行きたいと言っていた神社でした。
国民宿舎『かじか』についてもまた後ほどお話しますね!
⛩ 庚申山猿田彦神社
所在地
栃木県日光市足尾町5497
御祭神
天津祖庚申猿田彦大神
地津主甲子大己貴大神
人津霊己巳小彦名大神
御由緒
手水舎
手水舎は鳥居よりも前にありました。
山の水は夏でも冷たいねぇ。
水神でも祀っているのか、特に表記はないですが小さな祠もありました。
拝殿
わたしをここへ連れて来てくださった方は、昔から庚申様を信仰していたという。
どこかに庚申様を祀る神社はないかと調べていたところ、庚申山猿田彦神社に辿り着いたらしい。
そして、初めて庚申山猿田彦神社を参拝した時に、銀山平キャンプ場に隣接している国民宿舎『かじか』を見つけ、かじかの総支配人とも御縁ができて、度々ここへ通うようになったそうだ。
この話だけでもなかなか面白いご縁があるものだな、と思う。
けれど、わたしにとって庚申様とは耳慣れない神様だった。
庚申信仰とは、中国道教の説く三尸説をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、日本の民間のさまざまな民間信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰、だそうだ。
庚申信仰では青面金剛と呼ばれる独特の神体を本尊としていて、これはインドのヴィシュヌ神が転化したものではないかという説がある。
庚申山猿田彦神社の社名に猿田彦神の名前があるのは、庚申信仰は猿田彦神とも結び付けられており、これは「猿」の字が「庚申」の「申」に通じたことと、猿田彦が塞の神とも同一視され、これを「幸神」と書いて「こうしん」とも読み得たことが原因になっている、ということらしい。
ああ、なるほど・・・サイノカミに通じるのか。
サイノカミ、古代出雲王朝、猿田彦神、インドのドラヴィダ族と繋がっていくのだろうか。
最初は庚申様と聞いてもピンと来なかったけれども、祀られている祭神の名を見ればここへ来た意味も理解できる。
御祭神の名は、天津祖庚申猿田彦大神、地津主甲子大己貴大神、人津霊己巳小彦名大神と書かれており、シンプルにすると猿田彦神と大己貴命(大国主)と少彦名神だ。
神名の前に付け加えられた難しい漢字の並び・・・特に面白いのは少彦名神の人津霊己巳小彦名大神。
読み方は“ひとつみみみすくひこな”だと思いますが、この“己巳”は三島湟咋耳神の家へ婿入りしたコトシロヌシと同神であるからだろうと三島氏の末裔の方は推測しておられました。
ほとんどリサーチもせずに行きましたが、猿田彦神社の奥の院がある庚申山のお隣の山が 皇海山という面白い名前だし、足尾には銅山があるし、そもそも日光の男体山に祀られているのは、大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の三柱だし・・・
日光という場所自体、夢に何度か出てきたこともあり、やはり古代祭祀王の一族である三島氏とのゆかりが深い土地でもあるのかなと思いました。
庚申山猿田彦神社の境内は、山の中の神社といった感じで、何に神域を侵されることもなく、こじんまりとした境内に鎮まっておられます。
今回はお会いできませんでしたが、猿田彦神社の宮司さんは女性の方だそうです。
宮司さんがいらっしゃれば御朱印もいただけるとか。
境内社
拝殿の左側奥の方に小さな祠がありましたが、何が祀られているかは書かれていませんでした。
またここへ来るかはちょっと微妙なところではありますが・・・
宿泊したかじかにも御縁ができたのと、旧猿田彦神社が消失してしまったため、現在は庚申山荘で御神体をお祀りしているらしいので、次回はそこへ行くことになる可能性も無きにしも非ずって感じかな。
もしかしたら、足尾銅山の非公開エリアも見せていただけるかもだし。
青い橋
「神社から少し歩くけど、見せたいものがある」と言われて連れて行かれたのが、こちらの青い橋。
キャンプ場からではなく、通常のルートで庚申山猿田彦神社に参拝する場合はおそらくこちらの橋を通って来るのだろう。
橋の下には清流が流れていて、緑の中に鮮やかな青色の橋が映えて、景色としては綺麗なんだけど、揺れるしちょっと頼りないし渡るには怖かった!(笑)
山椒の木
庚申山猿田彦神社の近くには、山椒の木があって、たくさんなっている実からすごい香りがするの〜。
うなぎ屋を営んでいた祖父母の店にも、うなぎに山椒の葉を添えるために外に木が植えてあったけど、子どものわたしと同じくらいの背丈しかなかったんだよね。
大きくなるとこんな風になるとは知らなかったなぁ。
山椒って日本では縁起の悪いイメージがあるらしいんだけど、中国では香りの強い山椒の葉が邪氣を祓う魔除けになるとされているそうです。
このようにたくさんの実をつけることから、子孫繁栄に繋がる縁起のよい植物なんですって。
そして庚申山では、幻の霊草『庚申草(特別天然記念物指定)』という食虫植物が見られるそうです。
例年5月下旬頃から咲き始め、小さな可憐な花を咲かせる。
庚申山頂までの登山道で見つけられるみたい。
ん〜、やっぱり今度は山に登らないといけなさそうだな(笑)
✸ 銀山平公園
どこを見渡しても、トンボ、トンボ、トンボ・・・と言うくらいトンボが大量発生していました!
少し立ち止まっているだけで、頭や肩に止まります。
虫は苦手ですが、トンボはそこまで嫌いではないのでたくさん飛んでいても全然大丈夫♪
銀山平キャンプ場のそばを流れる庚申川。
緑のトンネルが暑い日差しを遮ってくれているのもあって、川の近くはとても涼しい。
この辺りは川幅もそんなに広くはないし、浅瀬が続いているので川遊びも出来そうです。
川のほとりで見つけた朽ちて苔むしたテーブルとベンチ。
座った瞬間にバキッ!ていっちゃいそうだけど(笑)、この空間だけ時が止まっているみたいで、なんかいい感じの世界観だぁ。
それでは、この清流でアーシングをさせていただこう♪
わぁーっ、つんめた!!!!!
アーシングをしていると、水の中に落ちてしまっているオニヤンマを発見しました。
もう寿命が近いのでしょうか・・・。
まだ生きているようだったので、せめて最後はと思い、枝に乗せてふかふかの苔のベッドに移動させてあげました。
オニヤンマはスズメバチの天敵と言われていて、その飛行スピードはスズメバチを上回り、毒針を抑え込んで捕食してしまうほど強いんだって。
だけど、ここには君の敵はいないだろうからゆっくりお休みぃ。
✸ 国民宿舎『四季の彩りに風薫る足尾の宿 かじか』
二泊三日でお世話になりました、国民宿舎のかじか。
銅山観光、わたらせ渓谷鐵道、皇海山登山の拠点にも最適な場所にあります。
お部屋も綺麗だったし、温泉もとてもよかった〜!
日光だったら、東照宮とか、中禅寺湖とか、やっぱりそっちのメジャーな方に行かれる方が多いと思うけど、何度も日光に来られている方は、ぜひ足尾の方にも来てみてください♪
栃木県の地場産、かじかのコース料理
宿泊一日目のお夕食です。
かじかのコース料理は、栃木県の地場産にこだわったどれも個性的で味わい深い逸品。
お刺身五種盛り、しゃぶしゃぶ、ビーフシチュー、ご飯は栃木県産のコシヒカリ、デザートにアイスクリーム。
写真には全部が収まりきらないほどのボリュームでした!
岩魚の唐揚げもカリッカリですごく美味しかったです♡
朝食でいただいたHIMITSU豚のソーセージ。
どうして『HIMITSU』という名前なのか、察しがいい人ならわかるかな?
“日光”を“ひみつ”と読ませて、「秘密にするほど美味しい」という意味があるんだって。
洒落てるよね〜♪
レストランで朝食を食べていると、なんと窓の外に猿の群れがぞろぞろとやって来ました!
普通にこの辺には猿も下りて来るんですね。
ちょっと距離があったので写真は撮れなかったんだけど。
あ、そうか・・・これは、猿田彦あらわる〜〜!!ってことだね(笑)
庚申山麓に湧く温泉は内風呂と露天風呂があって、露天風呂は景色を遮るものがないので、お月見をしながら湯で温まり、心ゆくまで贅沢な時間を過ごせました。
銀山平公園に湧き出た源泉『庚申の湯』は美肌の湯とも言われていて、このお湯につかるとお肌がつるつるになります♡
銅山にありながら、銅や鉄などの金属イオン、あるいは硫黄などはほとんど含まれておらず、安心して長湯できることも特長なんだとか。
キャンプ場でワイルドなBBQ
宿泊二日目の夜は、都会よりも一足早くひぐらしの声を聴きながら、キャンプ場で豪勢なBBQでした。
1キロもあるトマホークお肉!ワイルド過ぎる!!!
こんなの売ってるの見たことないけどなー(笑)
お肉も野菜もお魚もほんとにたっくさん用意してくださって、最後は焚き火でマシュマロまで焼いちゃったりして。
翌朝、キャンプ場に置いて来てしまった荷物を取りに行った人がいたのですが、荷物にヒルが数匹ついていたそうです!!
綺麗な芝生なのにいったいどこからわいて出て来たのか・・・・・・おそろしい〜!
[小野崎一徳写真帖]足尾銅山
かじかにまた来たいなぁと思ったのは、支配人の小野崎さんのお人柄が本当にすてきだったからというのもあります。
もう人の良さが(氣品も)あふれ出てしまっているんですよね。
宿泊している間も至れり尽くせりでめちゃくちゃお世話になったのですが、お話をさせていただいた時に興味深いことをお聞きしました。
小野崎さんの曾お祖父様は写真家で、足尾銅山の専属の写真家だったそうなんです。
こちらの[小野崎一徳写真帖]足尾銅山が曾お祖父様が撮られた写真集。
小野崎さんも曾お祖父様の跡を継いでおられて、足尾町には小野崎写真館という創業130年の写真スタジオがあるのだそうです!!
小野崎さんは四代目。おお、なんかすごい一族の方なのでは・・・。
だからか・・・本格的なプロ仕様のカメラで写真を撮ってくださったり、BBQ会場に何故かドローンまで置いてあったのは(笑)
それにBBQをしながら、わたし達がキャンプ場でゆったり過ごせるようにと、キャンプ用品も用意してくださっていて(しかもイイやつ!)、なんかいろいろと興味を引かれる方なんですよね。
そして、シンプルに小野崎さんの波動がわたしにとってはとても心地がよく。
もしかしたら、小野崎さんは特別なエネルギーを宿している方(血統、または霊統を継いでいるとか、魂がわたしと同系統とか)なのかもしれません。
また機会があれば、是非お会いしたいと思いました♪
日光といえば東照宮ですが、わたしが行きたいのは東照宮に隣接している二荒山神社の方なんですっ。
ということで次回は、二荒山神社参拝と超人氣の洋館レストラン『明治の館』に行ってみた話。
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神社仏閣&スピリチュアル交流会を開催します!
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