第9章『精製と依存の絶対法則』
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さて、本題に入ります。
人間には必要なものを直接あたえてはいけない
『精製と依存の絶対法則』はタイトルにもあるように、「人間には必要なものを直接与えてはいけない」という法則。なぜ直接与えてはいけないのか。そこを知るためには薬物を例に挙げる。
内海先生の精神科系の著書は多数あります。その中でもおすすめを挙げておきます。
麻薬や覚せい剤の作り方と概念を理解できると『精製と依存の絶対法則』が理解できる。なぜなら麻薬や覚せい剤の理論は「直接あたえる」理論であるため。
麻薬の成分とは、生体内になるホルモンは神経伝達物質に直接影響をあたえる精製物質で、それを生体内に存在する量以上にあたえて狂わせる。
麻薬や覚せい剤や精神薬に精製されて入っている物質は、すべて人体の中に存在している物質か、セロトニンやドーパミン、およびそれらを直接いじる物質ばかり。
精製された形が禁断症状を作り出す
なぜ人を狂わせるのか簡単に言うと、ひとつは与えられる量。そしてもうひとつはそれらが精製されているということ。精製によってとがって鋭敏になった物質が人体に直接的に突き刺すように作用する。
精製の問題は麻薬や覚せい剤や精神薬だけではなく、すべての医薬品や食品にまで及び、愛や癒しも同じ問題がある。
例えば糖類。人間のエネルギーであり三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)でもあるが、糖類ほどに精製されているものはない。糖類もまた、精製され直接生体にあたえると人間は狂うようにできている。
愛をあたえ過ぎると人は狂う
愛や癒しが依存を生む
精神が強くなる例をここで挙げてみる。例えば筋トレ。筋肉トレーニングは筋肉を破壊して、一度筋繊維を断ち切ろうとする行為。筋肉を破壊すればより強力な筋肉が生み出される。
同じく、過保護に育った人間よりも困難、貧困、逆境を乗り越えてきた人間ほど精神的に強靭なのはよくあること。現代の人間よりも戦前生まれの人の方が肉体も精神も強いのが典型的な例。
依存からは逃れられない
依存症とは「自分をわかってほしい」という願望
「依存」の定義。他のものに頼って存在すること。すがるともいえる。
愛や癒しを求め続ける人たちの根底には「自分を分かってほしい」という願望があり、もっと根底には「自分の主張は聞いてもらえるもの、主張は正当だ」という心がある。
【依存症(=クレクレ君=グーミン)の人間のパターン】
※グーミン=愚民。内海先生の造語
●「相手の心がいったい何を訴えかけているのか」という読みができない。
自分がよければそれでいいだけ、自分の欲求が満たされればそれでいいだけ
●言われたことや書かれたことに素直に反応してしまう
●質問されると、それに答えずに似た質問を相手に投げ返す
●被害者意識と勘違いが強め
「依存の絶対法則」を知る者は、相手の会話や文字の中からすがりたいという依存心をすぐに見つける。自分の守るブロックがそれを見つけ出す。
自立した人間は人類には存在しない
どんなに素晴らしいとされる何かを成し遂げた成功者でも何かに没頭していて、表現を変えれば「究極の依存」である。
依存は「強迫」という観念でもある。
偉人は超オタクで夢を追い続けて一方的で強迫的である。
「強迫」を行動に結びつけることはあらゆる物事を進歩させる原動力で、強迫がなければ成功に結び付かない。
依存は悪循環を繰り返す性質を持つ
○心の絶対法則【第9章】
人は誰しもが何かに依存し、生きている。自分は何にエネルギーを注ぎ、どの程度の依存関係なのか考えてみることで、その依存エネルギーの矛先を向ける方向を間違わないと思う。
『糖質を避ける食事は難しい?』内海先生YouTube
『精神科の特に危ない薬』内海先生YouTube
次回は『被害者意識の絶対法則』です。
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