2022年に観たお笑いライブ―劇場
2021年のキングオブコントからコント愛が再熱し、2022年には劇場を巡り始めた。2022年は今まで以上にお笑いにハマった年と言える。2020年〜2022年も5月までは配信でお笑いライブを観ていた。
劇場を巡り始めたきっかけは4月末からジェラードンにハマったこと。これまでもジャルジャルや空気階段を好きになり、劇場で観たいと思っていたが、その矢先にコロナ禍に入ってしまい、行くことができずにいた。
6月から月1~2回ほど、劇場に通うようになったので、観たライブを振り返りたいと思う。
2022年は劇場が17、配信が32、計49公演を鑑賞した。ここでは、劇場で観た17公演を振り返る。
6月
ユーラン・ルージュ
私が劇場通いを始めたきっかけとなったミュージカル。チケットを買うのが遅かったため、2階席だったが、初めて劇場で観る楽しさに目覚めた。ミュージカルとジェラードンはとても相性が良かったので、ぜひ今年も開催してほしい。
感想はnoteにまとめている。
7月
大宮劇場8周年記念公演
7月23日、大宮の劇場に初めて足を運んだ。東京から大宮って遠いイメージがあったが、意外と一度行ってしまえば行きやすい場所にあるなと思った。もう今や行き慣れてしまった。大宮の劇場は、こじんまりとしていて客席と舞台が近いことに驚いた。
7月は劇場の8周年を記念し、各芸人さんがさまざまな公演を開催していた。私はジェラードンの3公演を観に行った。
3公演目の感謝祭では、コマンダンテからの伝言メッセージで「ダンスしてからキスする」というお題に応えなければならず、即興の社交ダンスでとても盛り上がった。前の方の席だったから、二人のキスを目の前で目撃してしまい、変な気持ちになった笑
最後には撮影タイムも。ファンサービスでいろんなポーズをとってくれた。
この時期は大宮セブンの中で推しメンを投票する選挙ポスターが展示されていた。もちろんかみちぃさんに投票!その後結果発表で私の推しポイントが読まれることになる。
ちなみに結果発表の大宮セブンライブは配信で観た。かみちぃさんの第2位発表で、私のコメント全文を一番初めにご紹介いただき、嬉しかったのはいい思い出。最後の一文でみんな笑ってた笑
CHIi-TIME vol.26
ジェラードンのかみちぃさんが月1で開催しているトークライブ「CHIi-TIME」。劇場の中でも特に距離が近い無限大ドームで開催されており、7月30日に行ってきた。コアファンしか来ないようなトークライブまで行くようになるなんて、10年前の私からすれば考えられなかっただろうなと思う。
ゲストはかが屋の賀屋さん。笑神様やNEWニューヨークの裏話、賀屋さんと行ったおいしかった天ぷらエピソードなど。出演番組も追っているファンとしては、裏話も聞けるとさらに楽しいね。
8月
CHIi-TIME vol.27
2カ月連続で土日開催だったので、8月も行ってきた。8月28日開催で、ゲストはジャングルポケットの斉藤さん。かみちぃさんとは同期ながら、ジャンポケは初期から爆発的に売れていたため、斉藤さんに対しては最近まで敬語で話していたという。これまでのお互いへの想いや、売れなかった頃のエピソードなど、今でこそ話せる本音トークで濃い時間だった。高め合えるライバルトリオ、素敵だな。
9月
秋のイケメンコント師文化祭
9月11日、1日で5公演もある、コント師祭りだったが、そのうちの「コント&ミニトーク」と「自分らしいコント&ミニトーク」の2公演だけ鑑賞した。
この時期、ジェラードンは西本さんが番組収録中に鎖骨を骨折するという事態となり、手術などでしばらく休養していた。その間にかみちぃさんはMCを担当する機会が増え、回しが上手になっていった。だから、この日もジェラードンのコントを観ることはできず、かみちぃさんは代わりにMCを担当していた。
GAGやうるとらブギーズ、ななまがり、タモンズのコントを観ることができて、みんなネタもトークも面白かった。
空気階段のつるりん
9月23日は、初めての生空気階段!月1で新ネタ3本を下ろすライブ。KOCで優勝しても、やっぱり空気階段にとって一番は劇場でコントをすることであり、新ネタを月3本も作り続けるのはすごいなと思う。
トーク&ネタ3本、ゲストのネタ2本。ゲストは蛙亭とギースだった。
1本目は洋画のコンセプトカフェの話。役が抜けないもぐら店長の、怖さと憎めなさのギャップの緩急が良かった。
2本目はジャングルクルーズ。いかにも空気階段らしい、単独ライブでやりそうな感動と哀愁をそそる展開が好き。またどこかで観たい。
3本目はかたまりさん扮するグラビアアイドルと、もぐらさん演じるそのカメラマンの話。かたまりさんがなかなかセクシーな服装で出てきて、それだけでも笑えた。
噂によれば、全部下ネタだったこともあるらしく、だんだん抑えていこうという方向性になったという。私は下ネタを笑いにするのはそんなに好きではないから、いい時期に行けたと思う。やっぱり生で観る空気階段のコントは素晴らしかったので、今年の単独ライブは劇場で観たい。
10月
有吉の壁 Break Artist Live'22(Day1)
2021年は配信で観た有吉の壁ライブ。今回も配信で観ようと思いつつ、私が衝撃を受け、ジェラードンを気になり始めたきっかけの「タイヤ・パンク」が出演するということと、かみちぃさんが人前でダンスをするのが楽しみで仕方ないというのをCHIi-TIMEなどで聞いていて、これはぜひ買うしかないと思った。遅めだったがDay1(10月12日)のチケットの購入を決意した。
芸人さんがアーティストに扮してまじめに音楽をやる、そういう企画は大好きで、初めてライブでペンライトを振り振りして楽しかった。行って良かった!
席は3階席の最前列。推しアーティストがみんなセンターのステージに来てくれたので嬉しかった。Day1、Day2ともに配信も買ってしまったので、ここではDay1の名シーンだけピックアップしたい。
あまりにもステージが豪華な「タイヤ・パンク」。音がどんどん響くのが最高に気持ちよかった。一部ぐだぐだになってしまうところはあったものの、2曲ともかっこよかった!
Mr.K(かみちぃさん)が前に出てきて踊る瞬間、会場が沸いた。かっこいいキレキレダンスの横で、角刈りポーズでちょこまかリズムをとっているMr.A(アタック西本さん)も可愛い。
チョコレートプラネットとパンサー2名のユニットによるビジュアル系バンド「美炎」は、相変わらず2022年もかっこいい新曲を出し続け、ビルボードチャートにのるなど、凄まじい勢いを見せていた。なかでも私が好きなのは向井さんが扮するZumariのソロナンバー「口呼吸」。
このライブの数日前にYouTubeで公開されて、聴いてみたらハマって何度も聴いた。お笑い抜かして、普通に名曲。向井さん、歌もいけるのか!この曲も生で聴くことができて嬉しかった!
会場で最も盛り上がるとも言える、空気階段とかが屋による「親戚乃家」の「Welcome To The 俺たちの夏」。これは本当に盛り上がる一曲。
今回はEXIT、ぺこぱと共演し、「親戚乃家 Ver.2.0」として新しいラップ調の曲を披露していた。メンバー一人ひとりの自虐をラップにしていて、笑えた上にこちらも盛り上がった。
かみちぃさんはタイヤ・パンクだけではなく、パンサー尾形さんのMAPPAによる「MAPPA体操」にも出演。もう中学生さんと子ども役で、教育番組のようにニコニコで踊って歌っていて可愛かった。
お馴染みのキャラクター「KOUGU維新」は、やっぱりかたまりさん似合うなぁ。2021年も可愛かった「みるき〜うぇい」も観られて良かった!
最後に美炎とMIXされ、互いに向井さんを取り合う「MUKAI」という曲が披露された。これはもうサプライズ的な演出で、プロデューサーさん曰く、人気のKOUGU維新と美炎を同じ日に出演させたのは、これがやりたかったからだと。KOUGU維新の曲と美炎の曲が混ぜ合わさり、一つとなっていて突然の曲展開に目(耳?)が離せなかった。
配信で観たDay2も含め、とても楽しかったので、今年もあれば今度はもっと近い距離で参加したい。
相方笑わせ寄席~ネタ中にアドリブを入れて相方を笑わせろ~
10月23日は大宮で2公演を鑑賞。ロビーの看板の色も変わっていた。
1公演目が「相方笑わせ寄席」。
初めて参加したが、これはお客さん参加型でとても楽しいライブだった。コンビの中で笑わせる人と、それを受ける人に分かれ、受ける人が目隠し、耳栓をしている間に、どのように笑わせるかをみんなで話し合う。お客さんにも参加を促し、例えば漫才で出てくるときにみんなで右を向く、この言葉を話したら「いいね」ジェスチャーをするなど、相方を笑わせるためにみんなで協力する。
ジェラードンは前から生で観たかったボスママのネタ。西本さんを笑わせる企画で、ネタ中に舞台前にあるモニターに西本さんが好きなサイバージャパンの映像を流したり、掛け声の中に「おしりちゃん(西本さんの奥様のあだ名)」を取り入れたりして、西本さんは案の定ニヤニヤしどろもどろになってしまった。ラストはお客さんもママとして参加。自分もママたちの集いの一員になれたような感じがして楽しかった。
ついでにポスターや旧袖パネルも撮影。
おおみや差しライブ~おいでやすこが×ジェラードン~
10月23日の2公演目は差しライブ。
ジェラードンは貫禄ありすぎる引きこもり生徒のネタ。最後は温かく終わるところが好き。ライブを観るたびに思うけど、本当に西本さんはおバカ。それを理解して包み込むかみちぃさんとのやりとりがいいなと思う。
後半のコーナーでは、人の名前と、言葉が書かれた紙を1枚ずつ引いて、その人の声モノマネで、その書かれた言葉を話すという企画があった。西本さん特徴捉えるの上手だった!最後は撮影タイムがあった。ビートたけしさんの話題が出たため、みんなたけしモノマネをして撮影。
11月
大宮ネタと企画「かみちぃMCの軽妙な回しを堪能するコーナー」
11月27日はまた大宮で2公演。1公演目はかみちぃMCのコーナーライブ。
2列目で、センター寄りの席だったので目の前だった。いつか生で観るのが夢だったジェラードンのマザコンネタを観られて沸いた。
MCのかみちぃさんはだいぶスイッチが入っていて、ダンディな俳優、声優さんのように回していく姿に笑った。それすらかっこよく見えてくる不思議。かみちぃさんを中心としたコーナー企画も用意され、ファンには嬉しいライブだった。
漫才トリビュート~ダンビラムーチョ編~
2公演目は漫才トリビュート。ダンビラムーチョのネタを、各芸人が完コピするという企画ライブだった。
ダンビラムーチョのことは一切知らなかったため、事前予習で幾つかYouTubeでネタを観た。そうしたら、劇場で披露していたネタはほぼ見覚えあるネタだったので、予習した回があった。
みんな完コピの完成度、再現度がすごかった!ジェラードンは途中でセリフを忘れかけて、フリーズしていたのがおかしくて笑えた。それでも最後まで完走しきったものの、めちゃめちゃ悔しがっていたので、芸人魂を感じた。ダンビラムーチョの漫才に出てくるおじさんが、完全にジェラードンのコントキャラに登場するごろうさんだったので、それはそれで個性が出ていて楽しく観られた。
この後M-1の決勝戦で披露していたダイヤモンドのネタが生で観られたのも良かった。「~もね!」が印象に残る漫才。M-1を観る時、劇場で観たなと思えたりするのも、新しい感覚だった。
12月
CHIi-TIME vol.31
12月17日、久しぶりの土日開催でCHIi-TIMEに参加。ゲストはヘンダーソンの中村さん。正直、中村さんのことは全く知らなかったけど、同期でかみちぃさんと波長が合っていて、見ていて心地よかった。
かみちぃさんはいつも「寒くないですか?寒い中よくお越しになりましたね」とか「渋谷は物騒なので、気をつけて帰ってくださいね。みんなきれいで襲われちゃうから」とか、さりげなく優しい声がけをしてくれるので、この優しさにもきゅんとしてしまうファンは多いと思う。ファンの顔をよく覚えていたりとか、本当に優しい方です。
周りの仲の良い芸人が売れていき、恐縮してしまうかみちぃさんと中村さんは似ていた。中村さんが、ジェラードンの海野さんにホテルで飲もうと誘われて、あまりにも海野さんに女っ気がなく、色気づいて見えてきて「この人ゲイなんじゃないか?誘われているのでは…」と思ってしまったという衝撃エピソードも印象的だった。
ジェラードンのいっぱい話そう!! vol.23
年内最後の劇場鑑賞は12月18日。有楽町シアターで開催される、ジェラードンの月1トークライブに初めて劇場参加した。前から2列目で、二人とも部隊のぎりぎりまで前に出てくれるので、とても近かった!
西本さんの母親が厳しくて、門限を守らず遅く帰ってくると締め出されたという話や、幼い頃あだ名が「チャーリー」だったかみちぃさんが、ケーキ作りにハマっていて、祖父母に差し出したら「甘すぎる!」と口から出されてしまったというエピソードが繰り広げられた。
トークテーマがおかしいライブ~ジェラードン編~
12月18日の2公演目はまたトーク。テーマに沿ってトークする、「トークテーマがおかしいライブ」を観た。
二人とも頭が良くはないので、「アマゾンの秘境でやりたいこと」というテーマで「秘境って何?」というところからつまづいていた。テーマに対してかなり真剣に悩んでいて可愛かった笑
「相方の好きな顔と動作」では、西本さんが「真顔」と「手をポンと1回たたいて一笑いする時の動作」と答え、かみちぃさんが「何も考えてないときの顔」と「かっちゃん役のときのポーズ」と答えていて、ファンとしても共感した。
最後は「バイトの正しい飛び方」というテーマで、突然ミニコントが始まり、舞台上を行ったり来たり。お客さんみんな笑っていた。トークなのにコントを始めちゃう生粋のコント師で好き。
まとめ
以上、2022年に劇場で観た17公演でした!
本当は配信で観たライブも含めようと思っていたら、やはり劇場分だけでも多くなってしまったので、劇場だけまとめた。
ジェラードンのおかげでたくさん笑えた1年だった。
今年も単独ライブやユニットコントなど、たくさん観に行けたらいいなと思う。