摂食障害と大学生活
食後の大量のデザートと
食事制限を繰り返していた
高校3年生。
大学生になり
一人暮らしを始めた私は
吐くことを覚えてしまった。
最初は
飲み会の後や食べ過ぎた時に
たまーに吐く程度だった。
それが次第に、
「吐けるからいいや」と
大量に食べるようになった。
突然やってくる食べたい欲求。
「あと一口だけ。」を繰り返し、
「こんなに食べちゃった。」と思う。
これが過食のスタートの合図。
こうなるともう止められない。
苦しくなるまでひたすら食べて、吐く。
吐くために食べるものを
買いにでるようになった。
どうせ吐くのだからと、
菓子パン、アイス、お菓子、揚げ物を
買い物かごに詰め込む。
家につくまで待てず、
食べながら帰ることもあった。
家に着くまで時間がかかるから、
口に入れて噛んだら袋に出した。
誰にも見られないように。
そして家に着いたら
急いで食べて急いで吐く。
誰にも言えない
誰にも見せない私の姿。
こんな自分は絶対に
知られちゃダメ。
友だちにも、家族にも。
表向きの自分と
裏の自分がいるみたいだった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。