おお!このお嬢様の逞しさったら!
コンクリートとコンクリートの間から可憐な美しさで咲き誇っておられるこの方の逞しさに、わたくしめはとんでもなく憧れてしまいました。
だいたい育ちの良さというのは、本来ただの温室育ちで終わるのではなくて、なにがなんでも品よくも逞しく生きていくことであると存じます。
お嬢様はお嬢様の逞しさ。
ちょっとやそっとでは倒れないからこそお嬢様なのでしょう。
ここにわずかなお水と土があるわ。
では、わたくしはここでお花を咲かせましょう・・・。
遠い未来と見つめて今をないがしろにするのではなく、今を精一杯生きる。
お家庭の教育が見えるではありませんか・・・。
いつも現代文の中で生物、特に植物の、雑草の逞しさについて、あるいは可憐な花の生存戦略について読んでいたりするけれど、その逞しさを品よく包んで可愛く咲く。
こんな人に育てたいと思うのは、私だけでしょうか?
わずかな地面に生い茂る雑草を見ては、私はいつも感心します。
本当に育つのが速い。
今は苦しくても、きっといつかはいいことがあります・・・。
それに、今をしっかり良くなくては、その将来などありましょうか?
誰かが見ていても見ていなくてもちゃんと花を咲かせる。
しっかり自分の生を全うしようとする。
けなげで一生懸命で逞しくて品よくて・・・。
こういう人になりたいものです。
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