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体育会系家庭部でビビってたあの頃の私に捧ぐ。そんなに偉い人はこの世にいない。

私は学生時代、家庭部に所属していました。

家庭部と聞いて、皆さんどんなイメージを思い浮かべますか?
先輩も先生も同級生もみんな優しくて、上下関係もあまりなく、なんていうか…ふわっとした女子(?)が集い、お裁縫やお料理を嗜む部活…って思いません?

私は入部するまでそう思ってました。 でも入ってみると、上下関係バシバシ、先輩たちはいつも何かに怒ってる、なんなら誰かしら呼び出されてシメられてる(違う部活の人も含む)、体育会系家庭部だったんです。

ただ、私たちの学年は気に入られていて(たぶん大人しくて従順で害がなかったので)、私自身も部長に気に入られていたので、わりかし悠々自適と言える時間を過ごしていました。 部室にいないことすら多かったですが、かなり大目に見てもらってました。たまにメールで呼び出しがくるけど。

ただ、そこで私は「強い人間に嫌われるとヤバい」精神が養われてしまったような気がします。いや、なんならもっと昔から。
私は幼稚園に入る前から、強い人に気に入られてコバンザメのように引っ付いて守ってもらう、そんな子どもでした。言わばスネ夫的な感じです。

当時はその立ち位置に安心していました。でも、幸せではなかった。気に入られるために、相手が喜ぶであろう言葉を予測して使って、オーバーにリアクションして、沢山嘘をついていました。社会人になってからも数年はそんな感じでした。
無理してました。しんどかったです。

当時の私にとっては必要な処世術だったのだと今でも思うけど。
大人になって色んな人と関わった今、もし昔の自分に伝えてあげられるなら、「そんなに偉い人なんていないよ」ってこと。
本当に素敵な人は、未熟な意見をバカにしたり嫌ったりしないで、ちゃんと受け止めて返してくれる。だから、嘘つかないで素直でいないと失礼だよってこと。
そして、どんなに素敵な人にも嫌な一面はあるし、間違うこともあるから、やっぱり「偉い人」なんていない。

今でも、当たりの強い人に嫌われたり、自分の立場が悪くなりそうだと、恐怖に支配されそうになるけど。
「偉い人なんていない」と唱えて、肩の力を抜いています。 

#部活の思い出

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