うつと風呂 ｜ あかりの暇時間
お風呂に入って後悔したことない、そんな事は知ってる。
たくさんの利点を知ってるのに、身体が動かないから困っているのだ。
疲れてて、無気力で、入浴に充てるべき時間がどんどん減りながらも、何をするわけでもないあの憂鬱時間。
そんな時間程、過ぎるのが以上に早い。
SNS上で、風呂キャンセル界隈という言葉が話題になった時期がある。
お風呂（シャワーのみ含）に入れない状態のことをキャッチーに表したこの言葉は、ネット上では随分と市民権を得たように思える。
うつと風呂。
切っても切り離せぬ関係である両者。
かく言う私も、やはりうつで休職する前に入浴に予兆が表れていた。
▶︎私vs風呂の歴史
メンタルの不調の兆しとしては
・睡眠量の変化
・食事量の変化
・部屋や物の乱れ
・感情の起伏(不安、焦燥感、突如泣く等)
等々が挙がるが
「お風呂に入れない」は、私が「もうムリだ」と悟った事柄ベスト2である。
※ベスト1は過呼吸で職場で倒れたこと。
一度成らず複数回起こったので、もう、どうにもならんと天井と見つめ合った。
休職前、約1ヶ月程は本当にお風呂に入るのがキツかった。
帰ってメイクも歯磨きもせずにベッドに入り“この時間に起きればギリギリシャワーを浴びて出社できる”と逆算した時間にアラームをどうにかかける毎日。
そのまま寝れず、適当なネットサーフィンで無意味に時間が流れて、時計を見つめては風呂入れたなと懺悔しながら眠りにつく日も多かった。
朝シャワー自体は、これまでにも頻度はまちまちで起こっていたことだった。
繁忙期や調子の悪い時、単純に面倒だったり、深夜まで本や映画に夢中で朝にシャワーなんてことは、別に珍しいことではなかった。
むしろ、自由時間をギリギリまで使え、朝の身支度である、洗顔や歯磨きもシャワー中に一気に行えるので時短！位にも思っていた。
ただ、今回はこの状態が異常に多いことが問題だった。平日の3／5がキャンセル→朝。状態で、休日は入れない。
肌の調子も悪いし、起床時のまたやってしまったと自己嫌悪感する事もとてもしんどかった。
こんな状態を人に知られたら･･････と他者視点の不安も大きかったが、今思い直すと（どうにかこうにか出社時は最低限の身なりは整えていたので）
辛かったのは“自分自身が私をそんな風に扱っている”ということが私への打撃になっていた。
この頃は、お風呂やシャワーを浴びていてもどこか自身に焦点が向いていなかった。入浴中の"今"があるはずなのに、とにかく不安と焦りとそんな今から逃げたかった。
▶︎入浴は一種の瞑想時間
入浴は一種の瞑想時間だと思う。
お湯を浴びて
温かいなと温度を感じたり
髪が絡まってるな
湯気がのぼってる
シャンプーや石鹸の香り、自身の肌の匂い
爪の間の汚れ
足裏のベタつき
水の跳ねる音、肌に叩きつける感触
身体の温度
唇の皮の固さ
肌の調子の上下
お腹や太もものお肉に泡を滑らし自己確認と瞑想の往復。
触ると触られるを同時に感じられるあの時間。
地に足をつけるような感覚。
お風呂にどうにか入って、濡れて、それでもスマホを無感動に観てしまう(しかも湯船じゃなくシャワーを浴びながら)
なんて時は、大体体調と心のバロメータとしている。
▶︎入浴は優しい
知っている。入浴は大体、等身大の自分に優しい。
浴びてしまえば、濡れてしまえば、戻れないことも、裸になることも。
入浴は、あきらめとリセットに似ている。
あきらめて、今の状態を確認する。
リセットして、また、はじまる。
なんだか、マシになったかも。
そんな気持ちと、また次回の入浴の憂鬱。
繰り返し、繰り返して、また仕方なく服を脱ぐ。そして少しだけ、マシになる。
▶︎今回の追伸
本文では、今工夫中のライフハックを書き出せなかかったので、以下にて現在絶賛工夫中の"考えずに濡れる"をご紹介。
▶︎考えずに濡れる の工夫一覧🛁🫧
シャワーと湯船の交互式
とにかく動線最短化
シャンプー類は吊り下げ式
ukaのケンザン使用中
ボディクリームも吊り下げ式＆浴室で
・シャワーと湯船の交互式
シャワーもちろん可。
だけど、しんどい。
けれど、湯船にも浸かりたい時は、下記の入浴(私はホテル式入浴法と呼んでる)をしてる。
[ホテル式入浴法(仮)]
①バスタブに栓をして、シャワーでお湯を溜めながらバスタブ内でシャンプー等を進める。疲れた時は大体、ここでボーーーっとする。
②頭が洗い終わる頃には結構(太もも、膝小僧くらい)迄、溜まってる。
③身体を洗う前に、湯を抜いく。
④身体を洗う。
⑤湯が抜けたバスタブを軽く洗って終わり。
これだと、ボーーーとシャワーを浴びたり水音を聞いてる間も水位が上がるのでおすすめ。エコ。
ホテル式入浴で最後、バスタブ洗う。→次は湯船おとせる。→次はまたホテル式入浴方にする→次は湯船おとせる。
のリズムが個人的に今1番楽。
次は、スプレーして流すだけのバスタブ洗剤を試したいなと思案中。色々貯まったらまた書きます。
・とにかく動線最短化
フェイスタオルと下着を脱衣所に置いておけば、タオルと下着を準備して〜というタスクが1つ減る。
※パジャマは下着きてから取りに行く
※私はバスタオルの洗濯が面倒で、フェイスタオル×2枚を使って回してる
※IKEAの3段ワゴンの2-3段目に無印のポリエチレンケース浅型を入れて使用中。
元気ない時は畳まない。
取り込んでケースに入れる。終わり。(大体畳まない)
とにかく動線最短化！を、うつから回復しつつある今、注力中。
理想は何も準備せず、裸になっても、風呂場の扉を開けて手を伸ばせは、必要なものはどうにかなる環境。
・シャンプー類は吊り下げ式
吊り下げするだけなのに結構お値段して、誇張でなく1年位買いたい、高いを繰り返して購入。楽。とにかく楽！！！本当におすすめ。
ボディソープだけは、泡で出るやつなので吊り下げてない。
・ウカのケンザン使用中
握力がない時にでも、力入れないで気持ち良くマッサーしながら洗える。爪割れてても、ささくれてても、絡まないので楽。
2つ持ちが時短且つ最高に気持ちいいのでおすすめ。
(2個で5,000円位)
私は黒の固さ使ってる。見た目もすき。
・ボディクリームも吊り下げ式＆浴室で
濡れた肌に使えるビオレのクリームを使用中。お風呂出たら、瞑想の魔法も解けるので、可能なことは全て浴室で。
回復中なので、色々気にかけてますが、本当にしんどいなら入浴はキャンセル。
口ブクブク洗いして、横になる。
私も倒れてすぐは1週間以上入れなくて、自身から知らない匂いがした。今は知ってる香りしてる。大丈夫🫧
前回の初note、いいねとても嬉しいです。
してくださった方、ありがとうございます☺️
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