深夜の雨音と、消えたい私
今日の夜は私に冷たい。
いやになるほど静かで真っ暗な空、肌寒い風、こんな時に限って雨音が響く。
どうしようもなく気分が落ちている。
いつも夜に電話をかけてくれるパートナーは、こんな時に限って早く寝てしまったらしい。
これに関しては彼は全く悪くないのだが、いつもは気にならないようなことが気になる日。
今日は朝、予定していた時間に起きられなかった。昨日夜更かししたわけではなかったのに。
アラームをかけていても一切耳に届かないほどの、深い眠り。1度も起きずに半日ほど寝てしまった。それなのに夕方にはまた眠くなる。自分でも異常だと思う。
そして今日は起きた瞬間からわかる、調子の悪さがあった。
言葉にするのは難しいが、1番は体がいつもよりずっしり重くて、心が死んでいる感覚。
携帯を見ながら今日やることを確認するが、何もやる気になれない。
体が重い。1ミリも動きたくない。何も出来ない。
不甲斐なさと焦りで涙が止まらない。消えてしまいたくなる。
泣いているだけ、ぼーっとしているだけで無駄に時間が過ぎていく。
「この時間であれもできたな、これもできたな」が脳をぐるぐるまわり、支配し、私を焦らせて苦しめる。
こんな生活をしているのは周りで私だけ。周りの人達はみな就職していたり、夢に向かって勉強していたり。
私だって一応この状況を脱するために資格試験の勉強はしている。
でも不安障害で処方されている薬のせいなのか、鬱々とした気分のせいなのか、集中力が本当に持たせられず、何度も小分けにして時間を確保している。
それでも1日平均1時間弱、2時間も出来ればはなまる満点くらいのレベルなのである。
そもそもスタートが人より遅れているのに、こんなペースでは差は広がる一方だ。本当に苦しい。
こんなものを書いている暇があるなら勉強すれば良いのでは?と思われる方もいるかと思う。
私はこのnoteを、自分の感情の整理と吐き出し口がてら使っている面もあるので、そこは許してもらいたい。
話は戻るが、ネットでもリアルでも、「人との差に苦しんでいる」と発信すると、
「あなたはあなたなんだから、人と比べる必要は無い」
などと言われることがある。
正直、その考え方が出来ていれば苦労してないんだよ、と思う。
相手に悪気がなく、励ましのつもりなのは百も承知なのだが、きっと、そういうことが言える人たちは、人と比べて大きな劣等感を抱いたことがない人か、仮に抱いても力に変えるほどの精神力や行動力やその他の力を持つ人なのだろう。
人と比べずに生きることは難しい。
特にこの情報社会。他人の生活を垣間見ることが容易になったこの世界で、人と比べずに生きることが出来るわけが無い。
そしてこんな生活を送っている私は劣等感を感じずにはいられないのである。
なんて惨めなんだろう。書いていて悲しくなってきた。
高校の時までは将来やりたい事が明確にあったから、普通に進学し、普通に就職し、普通に明るい人生を送ると思っていた。
高二の時に精神疾患のために全てが狂い、失い、自分も周りも何もかもが変わってしまった今、私は何のために、何を希望にして生きていけばいいのだろう。
あの時あんなにやりたかったことも、病状の悪化に伴い、だんだん現実的ではなくなり、進学も含めて全てを諦めてしまった。
今は未来も何も見えない。
やりたいこともないが、ただ、働くためだけに資格を1つ取ろうとしている。すごく興味のある分野というわけでもない。
やらなければならないからやっているだけ。人生そんなもんなのか。
先が見えなさすぎるのと、先に進んでいる感じがなさすぎる。寧ろ下に落ち続けているような気もする。
光の届かない深海をじわじわ沈んでいっているような、そんな感覚。
ひたすらに苦しい。
ただただ、私は私を幸せにしてあげたいのにな。
死ぬときに「いい人生だったな」と思えるような人生にしたいと思っていたのに。
今はただ、一日一日を、死なずに必死に生き延びることくらいしか出来ない。