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〈世界中の薬草園〉エーブラハ修道院の庭園 𓇗𝕳𝖎𝖑𝖉𝖊𝖌𝖆𝖗𝖙𝖊𝖓 𝕹𝖔𝖙𝖊𓇗
バンベルクから西に約40kmのところにドイツでももっとも煌びやかな修道院の1つでもあるエーブラハ修道院があります。
約2000人にも満たないエブラッハの村に建てられたエーブラハ修道院は、1127年にバンベルク大司教区のバイエルン州エーブラハという場所にシトー会修道院として設立されました。
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ゴシック様式の教会にバロック様式の修道院が併設されており、バンベルク西部地域の人気スポットとなっています。およそ1000年前、修道士たちは、シュタイガーヴァルトの奥地に、ドイツで最も美しい初期ゴシック様式の建物を、ほとんど無から作り上げました。
このように南ドイツはカトリックの教会が多いため、芸術的作品としても価値がある修道院や教会が沢山あります。
旧シトー派のエーブラハ修道院のファサードは、広大な修道院の敷地内にある庭園付近の背景として雰囲気を醸し出しています。
エーブラハの中心部にある修道院群の周辺には、かつての修道士たちの庭園が残っています。
修道院の庭にはいくつかの区画があり、野菜や果樹が植えられていましたが、その中には自分の生活に必要なものも含まれていました。
1993年に歴史的なモデルに基づいて作られたハーブガーデンでは、40種類以上のハーブが、低木を並べたクラシカルなベッドに植えられており、厳密な幾何学的に構成されています。
9世紀頃から、修道院の庭園にはハーブを栽培する場所も設けられていました。古代の書物に書かれている植物とその利用法は、僧侶たちによってさらに研究されていました。
テラスのあるオランジェリーガーデンと、その上にあるオランジェリービルは18世紀半ばのものです。かつて、修道院の庭園は菜園として整備されていました。
2005年からは、その歴史的な姿を体験することができます。
修道僧の中の隠者たち(アンカライト)は他の修道院との交流が盛んだったため、かつての外来植物もヨーロッパに渡っていたようです。